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節分の豆を詰まらせて、4歳の園児が窒息死しました。当時の状況や考えられる原因、さらに子供に与える時に要注意の食べ物を緊急リサーチしました。
節分で豆まき、4歳児が窒息死
痛ましい事故が起こりました。
松江市の認定こども園で2月3日、節分の行事に参加していた4歳の男の子が、豆を喉(のど)に詰まらせて、死亡しました。
現場となった認定こども園は、松江市東朝日町の「松江認定こども園」です。
園児約20人と保育士8人が参加して2月3日午前、節分の行事が行われました。
最初に教室で、園児たちは、軟らかくした煎(い)り豆を年の数だけ食べた後、遊戯室に移動。
鬼役を含む保育士8人と、約20人の園児が、豆まきを行いました。
しかし、豆まきの途中で、4歳の男の子が倒れて、苦しみ出しました。
気付いた保育士の連絡で、看護師が、その場で応急手当てを施し、119番通報。
しかし、搬送先の病院で、死亡が確認されました。
死因は、水分を含んだ大豆が、気道をふさいだことによる窒息でした。
詰まった大豆が、軟らかくした大豆か、豆まきに使った大豆かは、不明です。
発見時、保育士や看護師は誤嚥(ごえん)の認識はなく、自動体外式除細動器(AED)などによる心肺蘇生を行っただけでした。
現在、事故原因を、島根県警が調べています。
堀越幸徳園長(58歳)は、メディアに対して、遺憾の意を表しました。
「このような事故を起こし、心より深くおわび申し上げます。警察が捜査しているので、詳しい内容は差し控えます」
松江市は2月8日「松江認定こども園」に立ち入り調査。
また、認可外を含む市内109の保育施設に対し、国のガイドラインに則して誤嚥の注意喚起をしました。
【節分行事中 豆詰まり園児死亡】https://t.co/jtNkah37Tc
2月3日、島根・松江市内の保育施設で、節分の日の行事中、園児が豆をのどに詰まらせて死亡していたことがわかった。市は取材に対し、事実関係を確認中のため、事故の状況や原因については答えられないとしている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 12, 2020
節分の豆詰まらせ 4歳児死亡、松江市のこども園 https://t.co/fFaFxFibcV #tbs #tbs_news #japan #news
— TBS NEWS (@tbs_news) February 13, 2020
「市が認可している保育施設で今月3日午前、節分の行事を行っていた際、園児1人が豆を喉に詰まらせ救急車で病院に搬送されたが、正午すぎに死亡が確認された」
節分、あれだけ注意喚起されていたのに…
園児が豆をのどに詰まらせ死亡 島根県松江市の保育施設 https://t.co/LgSmzPGIx8
— 阿部 一美 (@km090621) February 12, 2020
節分行事で豆をのどに詰まらせ…園児死亡 https://t.co/PdjUxw6kUS #日テレNEWS24 #ntv
— 日テレNEWS (@news24ntv) February 13, 2020
豆やナッツ類は、幼児にNG
この痛ましい事故を受けて、識者からは様々な意見が寄せられています。
ある歯科医は、幼児が、硬い豆を食べる危険性を指摘しています。
「乾燥した豆は硬いため、歯が生えそろう前の幼児は、うまく噛み砕くことができません。子どもが豆を口に入れている間に転んだり、驚いて息を吸ったりした弾みで、豆が気管支に入り込むケースも多い」
確かに。私の周りにも、大事には至らなかったものの、ブドウの粒を詰まらせてしまった子がいます。
ほかに、識者らは、こんにゃくぜりー、あめ、マシュマロ、団子、もち、アーモンドなどのナッツ類は、気管支に詰まる可能性があると警告しています。
なので、これらの食べ物は基本的に、小さいお子さんにはNGです。
消費者庁によると、2010年12月から2017年12月末の間、豆やナッツ類を原因とする14歳以下の子どもの誤嚥事故は医療機関から27件報告され、うち25件を3歳以下が占めました。
消費者庁は、気道が狭く、噛む力や飲み込む力が十分でない子どもは、3歳ごろまで、豆やナッツ類を食べさせないよう注意を呼び掛けています。
本当に痛ましい事故。
まずは豆まきの誤嚥は防げる事故だという認識を。
豆まきの代わりに投げるものを新聞紙のボールにする保育園も増えています。風習を大切にしながら、「変えられるものを変えていく」ことで、事故予防の取り組みを進めていきたいものです。https://t.co/NEIOvjxYX4— 教えてドクター佐久@無料アプリ配信中♪ (@oshietedoctor) February 12, 2020
未だ、節分に豆、撒いてるんだ。。。
保育園児の年齢の子どもの気管の内径は5-10mm。
豆を口に入れたタイミングで、鬼が現れてビックリして吸い込んだら、気管に詰まるよね。豆まきは典型的に危険節分で豆詰まらせ幼児死亡、松江 保育施設の行事で | 2020/2/12 – 共同通信 https://t.co/Sbyebnc8wD
— 寺町東子 (@teramachi_toko) February 12, 2020
“異物がのどに詰まり窒息した場合は、5分以内に取り除かないと死亡してしまう危険性が高い。万一の時には1歳未満の場合は頭を下にして背中を5回たたいた後に、あおむけにして胸の中央を5回押すことを繰り返す。1歳以上の場合は背後から両手を組んで腹部を圧迫して異物を出す”
https://t.co/mBNx23JsuX— ヒナ@2才長男と4ヶ月次男 (@hinamama_cm) February 12, 2020
万一のときの対処方法は?
もしも、幼児が豆やナッツ類などを喉に詰まらせたら、どうしたらよいのでしょうか。
専門家は、異物が喉に詰まった場合、5分以内に取り除かないと死亡する危険性が高いとしています。
万一のとき、1歳未満の場合は、頭を下にして背中を5回叩いた後、仰向けにして胸の中央を5回押す。これを繰り返してください。
1歳以上の場合は、子どもの背後から、両手を組んで腹部を圧迫して、異物を出させてください。
押し加減は、想像以上に強く、思いっ切り押してください。骨の折れる感触があっても、圧迫を止めないでください。気道確保が最優先です。
また、予防策として、例えば、ミニトマトは包丁で半分にカットして食べさせるなど、子どもの身になって調理してあげてください。
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