竹井仁(首都大学東京教授)が大学院の入試問題を教えた学生は誰?事件の動機や背景も












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首都大学東京の竹井仁教授(53歳)が大学院入試問題の漏洩(ろうえい)で懲戒解雇されました。問題を教えた学生は誰? 事件の同期や背景を緊急リサーチしました。

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入試前日の飲み会、受験生に問題を漏らす

氏名:竹井仁(たけい・ひとし)
生年月日:1966年2月11日(53歳)
出身地:
学歴:久万町立久万小学校卒業、町立久万中学校卒業、愛媛県立松山東高等学校(偏差値69)卒業、東京都立府中リハビリテーション専門学校(廃校)卒業、青山学院大学文学部第二部教育学科(廃止)卒業、筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻リハビリテーションコース(修士課程)修了
学位:2002年10月、医学博士(東邦大学)
職歴:
1987年4月、東京都職員共済組合清瀬病院リハビリテーション科(廃院)勤務
1996年4月、東京都立医療技術短期大学(廃校)理学療法学科講師
1998年4月、東京都立保健科学大学理学療法学科(廃校)講師
2005年4月、首都大学東京大学院人間健康科学研究科理学療法科学域/首都大学東京健康福祉学部理学療法学科准教授
2012年4月、同教授
2019年12月、同懲戒解雇

受験シーズン開幕を前に、首都大学東京に激震が走りました。

2017年度の大学院入試の問題を受験生に漏らしたとして、竹井仁教授(53歳)が2019年12月24日付で、首都大学東京から懲戒解雇されました。

処分当日の12月24日、首都大学東京の上野淳(うえの・じゅん)学長(71歳)らが記者会見を行い、明らかにしました。

大学側の発表によると、竹井仁教授は2017年5月、大学院入試の前日の飲み会の場で、受験予定の知り合いの男性に対し、自分が入試問題の作成者だと明かしたうえ、入試問題の内容を事前に漏らしました。

2018年、受験生からの申し入れで、大学が調査した結果、竹井仁教授の入試問題の漏洩が明らかになりました。

大学は、竹井仁教授の懲戒解雇処分を決定すると共に、改めて合格判定を行い本来は合格となるべき別の受験生1人を追加合格にしました。

竹井仁教授は、他に、2017年夏の参院選の選挙期間中に、授業中に特定の候補者への投票を呼びかけていました。

大学は、事態を重く見て、竹井仁教授を懲戒解雇処分にしました。

大学は今後、複数の教員での試験問題の作成を徹底するなど、外部の弁護士を起用した検証チームを設置。

事件の原因を分析し、再発防止策をまとめるとしています。

上野淳学長は会見で、関係各位に対して頭を下げて、謝罪しました。

「多くの方々に、ご迷惑をおかけしたことを、深くおわび申し上げます」

 

竹井仁が問題を教えた学生は誰?

竹井仁教授は、肩こりや背中の痛みに悩む人を救う「筋膜博士」として、NHK「きょうの健康」、「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)など、メディアに出演を続けてきました。

2005年4月から首都大学東京で教鞭(きょうべん)を執る傍ら、週1回、病院や整形外科クリニックで診察、治療も行っていました。

各種講習会も、全国で行うなど、首都大学東京で屈指の有名教授です。

専門は運動学、神経筋骨関節系理学療法、徒手療法。

首都大学東京の広報課によると、竹井仁教授が入試問題を教えた相手は、男子学生です。


学生と言っても、実は、すでに自主退学をしています。

大学の調べに対し、竹井仁教授は、入試問題の漏洩を認めています。

「軽率だった。非常に申し訳ない」

大学院の入試問題を教えた理由は?

しかし、それにしても、テレビ出演するほどの有名教授がなぜ、大学院入試の問題を、この男子学生に教えてしまったのでしょうか。

最も考えられる理由は、竹井仁教授が、この男子学生を大学院で自分の研究室に入れたかったからだと思います。

ご承知の通り、日本の大学は、いまだに古い“師弟関係”や“徒弟制”が支配しています。

学部ではよく分かりませんが、大学院に進むと、如実に分かります。

大学では一般的な「学生」ですが、大学院では「〇〇先生の弟子」になるからです。

大学院では、指導教授の意見や指導は絶対で、神聖にして不可侵なものです。

指導教授が「太陽は西から昇る」と言ったら、大学院生や助教、准教授らは「その通りです」としなければなりません。

もしも指導教授の学説が間違っていたら、教授の死後に、正さなければなりません。

つまり、生きているうちに「先生は間違っている」と表明してはなりません。

仮に表明してしまった場合、当該の先生は激怒するほか、同僚の教授からも、その人は“危険人物”と見なされて、相手にされなくなってしまうでしょう。

教授に異を唱えた人は、その研究室にいられなくなるうえ、他の研究室にも入れてくれないので、大学(院)を辞めるしかなくなります。

日本の大学の“講座制”と呼ばれる研究室、ゼミ制度は、それぐらい旧態依然の場所なんです。

逆に、指導教授に気に入られると、エリートコースのレールが待っています。うまくすれば、先生の娘婿になったり、先生の引きで早く教授になったりします。

罪の意識に耐えかねて“自首”?

おそらく、竹井仁教授が、大学院の入試問題を教えた学生は、お気に入りだったのでしょうね。

2019年度の首都大学東京大学院の理学療法科学域の入学定員は、17人。

入試科目は、英語90分、専門90分、面接となっています。

常識的に考えて、竹井仁教授の教えた問題は、専門科目でしょう。

理学療法科学域は入試の過去問をサイトに掲載していないので、詳細は分かりませんが、膨大で多岐にわたる分野で、問題が事前に知っていれば、一晩でも、かなりの対策を立てられます。相当に効き目はあったはずです。

ここからは推理ですが、問題を竹井仁教授から教えられた学生は、大学院入試を受けて合格したのではないでしょうか。

しかし、罪の意識に耐えかねず、あるいは竹井仁教授との関係が破綻(はたん)して、退学したうえ、大学に訴え出た、“自首”したということではないでしょうか。

このため、当該学生に代わり、1人を繰り上げ合格したというのではないでしょうか。

自主退学したのなら、元も子もない印象を受けますが、実際は違います。

放校や除籍ではなく、自主退学なら経歴に傷がつかないので、他大学の大学院進学が可能です。あるいは、海外留学してもいいと思います。

なので、自主退学という形にしたのかもしれません。

テレビへの復帰は絶望的

竹井仁教授の今後ですが、今回の事件で相当な痛手を負ったと思います。

竹井仁教授は、解剖学で東邦大学から医学博士の学位を得ていますが、医師免許とは無関係なので、病院の医師や開業医にはなれません。

理学療法士の資格は、大学教授をクビになっても依然、有効ですので、整形外科クリニックなどで理学療法士として勤務することは可能です。

しかし、テレビなどのメディア出演は、コンプライアンスの関係で難しいはずです。

たとえ、テレビ局側がオファーを出して、竹井仁さんご本人が受けたとしても、スポンサーは首を縦に振らないでしょう。

入試問題で不正を働いた人をテレビに出して、視聴者の受験生やご家族が納得するはずがありません。むしろ、企業イメージが悪化します。

なので、竹井仁さんのテレビ出演、メディアへの登場は当分の間ありえません、絶望的です。。不正事件への取材は別として。

筋肉を包む膜、筋膜を緩めることで肩こりや疲れが和らぐという、竹井仁さんのせっかくの教えは、本で読むしかないでしょう。

世界一受けたい授業は、世界一受けられない授業になってしまいました。

それだけ、今回、竹井仁教授の犯した罪は重かったのだと言えます。

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