小巻亜矢(サンリオピューロランド)の高校は?見逃し「プロフェッショナル仕事の流儀」再録












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サンリオピューロランド社長・小巻亜矢さん(60歳)がNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演。見逃した方に経歴や高校、子どもの死、離婚、経営の信念などを再録しました。

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赤字のサンリオピューロランドをV字回復

東京都下のテーマパーク〈サンリオピューロランド〉。近年は入場者が減り、赤字続きでした。

2014年に〈サンリオピューロランド〉の運営会社〈サンリオエンターテイメント〉社長に就任した小巻亜矢さんは、そんな〈サンリオピューロランド〉を、わずか5年で立て直しました。

2019年の年間入場者数を倍増、過去最高200万人超えにまで、V字回復させました。

その功績で、小巻亜矢さんは2019年11月、女性誌「日経WOMAN」の主催する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2020」の大賞を受賞しました。

旬の人だけあって、小巻亜矢さんは2019年10月16日(火)放送の「セブンルール」(フジテレビ系)でも取り上げられました。

そんな流れで、12月10日(火)放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演が決まったんですね。

今回は、小巻亜矢さん出演のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見逃してしまった方のために、番組の概略をプレイバックしてみたいと思います。

小巻亜矢、還暦らしからぬ若々しさ

「プロフェッショナル 仕事の流儀」file:416
大丈夫、その言葉が人を強くする

2019年8月30日、取材初日。ジェットコースターで、悲鳴を上げる小巻亜矢さん(60歳)。

還暦らしからぬ若々しさ、白髪染めもしていません。

「仮屋崎さーん、ここだよー、お疲れ様」

笑顔を絶やさず、社員にかける言葉も、どこか浮世離れしています。

「地球規模で考えて、みんなで何か一緒のところに向かってやってゆこうよという流れが、もっともっと今よりも、これから1年、2年、3年、大きくなってゆくと思うんですね。『みんな仲良く』と言ってきた世界観が何かのお役に立つときが来たなと」

――何か、話が大きすぎて、想像ができなくて。

「そうですね。それはそれで、それでもいいと思います。ポカーンと思う方もいるかもしれないですけど、何か今までと、ちょっと違うっていう、それだけでも儲(もう)けもんじゃないけども」

小巻亜矢さんが5年でV字回復に導いた東京・多摩にあるテーマパーク〈サンリオピューロランド〉。

車の後部座席から降りる小巻亜矢さん。「おはようございます」とスタッフに挨拶して、園内に入ってゆきます。

2019年、小巻亜矢さんは運営会社〈サンリオエンターテイメント〉市長に就任しました。アルバイトを含め、約1300人のスタッフを率います。

バックヤードに初めて入ったカメラが、社長デスクの小巻亜矢さんを写します。

そこから幻想的な世界が生み出されてゆきます。

地上4階、地下2階の屋内型施設。劇場やフードコートなど、至るところで人気キャラクターと触れ合えます。

休日ともなれば、全国からファンが押し寄せ、開園前から大行列となります。

大人に刺さる“かわいい”

ショーのリハーサル風景。

小巻亜矢さんは5年前から、この施設の装飾、ショーの演出など、全てをてこ入れしてきました。

貫いたのは、1つの指針。

【大人に刺さる“かわいい”】

かつて〈サンリオピューロランド〉では、小学生以下の子ども連れがメーンターゲットでした。

だが、小巻亜矢さんは、ターゲットを10代後半から20代の女性に思い切って変えました。

例えば、パレード。アートディレクションを、原宿文化のカリスマ、増田セバスチャンさん(49歳)に依頼。

作曲は、ヒャダインさん(39歳)。振り付けは〈Perfume(パフューム)〉を手がけるMIKIKO(ミキコ)さん(42歳)を起用しました。

大人に刺さる「かわいい」。それを体現するパレードが、V字回復の最大の原動力となりました。

更にフードメニューも刷新。狙ったのは、インスタ映え。若い女性が好むフォトスポットも新設。それがネットで拡散し、客が更に客を呼ぶ好循環を作り出しました。

若い女性利用者たちは、口々に楽しさを話します。

「ちっちゃい子から大きい子まで、みんな楽しめる施設になってて、すんごい楽しいです」
「ショーがすごい現実を忘れられるみたいな感じで」
「世界観じゃないですか。何か、かわいらしい世界観」

大人に刺さる「かわいい」を、小巻亜矢さんは、いかに生み出すのでしょうか。

ミーティングルームに慌てて入る小巻亜矢さん。

「お待たせしました、すみません」

この日は、クリスマスに向けたポスターの打ち合わせでした。

相手の担当者は、いくつかのパターンを用意していました。

「今回、ピンクとブルーをメーンに使ったショーになるので、そこをイメージして」

うれしげに、口元を押さえる小巻亜矢さん。自然に笑みが漏れます。

「心は決まってるんだけどね」

若い女性の担当者も「おっと」と、うれしそうです。

「小巻館長の心を聞く前に、私たちのを伝えていいですか?」
「はい、どーぞ、どーぞ、聞きます」
「土屋さんとかと一応、話をして、私たちとしての希望がこれ」

担当者のイチ押しは、キャラクターを前面に押し出したデザイン。全員の顔がしっかり判別できるものです。

「ちなみに、小巻さんは?」
「キャラクターたちが喋っている声が聞こえてくるようなのがいいっていう意味では、これなんですよね」

小巻亜矢さんが取り上げたデザイン画は、キティちゃんが、降ってくる雪に手をかざしている図。キャラクターたちは、正面を見ずに、それぞれ楽しそうにしています。

「何か『ワァー、雪だー!」とかって「わーい」とかって、で、プリンだけが上を向いているっていう。すっごく、コレ、かわいくないですかと思って』

小巻亜矢さんが選んだのは、キャラクターが一緒に遊んでいるデザイン。顔が正面を向いていなくとも、生き生きとした瞬間を切り取ったポスターが、大人心をくすぐると読みました。

「できるだけ、動きを感じてもらえるようなビジュアルにしたほうが、よりキャラクターたちの魅力が通じるなと。うん、かわいい。ストーリーが1人ひとりにあって、キャラクターたちが話していて、その話し声が聞こえてくるようなビジュアルがいいよって。だから『はい、ポーズ』っていうのは、もう止めてください、と。もう本当に、この子に会いに行きたいみたいな気持ちに、そこにちょっとこだわっております」

今、小巻亜矢さんが、特に力を入れていることがあります。それは〈サンリオピューロランド〉限定の商品の開発です。

若い女性デザイナーが、缶バッジの試作品を持ってきました。小巻亜矢さんは、思わず歓声を上げます。

「かわいい! いい色! すごい、かわいい、メルー。このベース、すごくいい」
「ありがとうございます。よかったです」
「オーロラ、めちゃくちゃかわいいじゃないですか。天才松岡!」
「ありがとうございます」
(笑い声)
「すごいかわいい。売れるよ」

だが、小巻亜矢さんは突然、表情を曇らせました。

「これ、2万、買わないだろう」

キャラクターぬいぐるみの耳を押さえて、

「ここ、もうちょっと長くてもいいかもよ。ここ、ばさって切れてるから。もうちょっと長くて、こっちにかかるぐらい長いほうがいいかも」
「じゃあ、もうちょっと大きく」
「もし2万だったら、こういうところも、ちゃんと縫ってほしい。これ描(か)いてあるだけだもん、だって2万するならよ」

――かなり細かくチェックされるんですか?
「はい。もうここに命を懸けていると言っても過言ではないくらい。絶対に、何かゾワッとするぐらい、かわいいものを作りたいと思っていて」

脇役に、チャンスがある

あまたあるお土産の、たかが1つ。しかし、そこに心血を注ぐ理由があります。

「テーマパークのグッズって、お土産って、何か行ったから、じゃあ、何か買っていかなきゃねっていうのも、1つありますよね。でも、それを逆転した、行ったから、何か買わなきゃ、何か買っていこうじゃなく、これを買いに行こうっていう、商品を来場動機にするっていう思考回路を作る」

土産物という「脇役」に商機を見いだす小巻亜矢さん。その目線は、キャラクターに対しても同じです。

例えば〈ウィッシュミー メル〉というウサギのキャラクター。小巻亜矢さんがやってきた5年前は、ショーの出演もない、まさに「脇役」でした。

しかし、小巻亜矢さんは〈メル〉のストーリーに着目しました。

ショーでの〈メル〉の独白。

「1人で悩んでいたことがあって、メルはね、たまごハウスから、なかなか出られなかったの」

「引きこもりを克服した」という設定が、若い女性に響くと踏み、〈サンリオピューロランド〉限定のキャラクターにしました。

グッズも〈サンリオピューロランド〉のみで販売。徐々に、人気が上がり始めました。

今では〈メル〉目当てに訪れるお客さんも多いほどの人気者に育ちました。

信じて、支えて、伸ばす

「中学2年のときに、ミッションスクールに行っていて、土曜日に、ある養護施設に、まあ当時は慰問という言い方をしてたんですけれども、ボランティア活動としてお手伝いに行ってたんですね。

それに対して、同級生に『亜矢のやってることって偽善じゃないの』って言われたんですよ。

しばらく、偽善って何だろう、偽善に見えるのかな、偽善って何だろう、私は偽りの善なのだろうか、このやってることはって思いながら。

何か、誰かにいい人って思われたいから、やっているのか。先生に気に入られたくてやってるのか、何だろうなって、ちょっと半年ぐらい悩みましたけど。

ある日、土曜日に行って帰る中央線の中で、今日は私は何をしてきたんだろう、雑巾(ぞうきん)を3枚縫いました、その後、子どもたちと遊びました。

で、私が子どもたちと遊んでいる間、何人かの先生は、他の仕事ができたと思われます。これが全てだよねって、思ったんですよね。

行動することのほうが、意味があって尊(とうと)いなと思ったんですよ」

小巻亜矢さんとの出会いで、運命が変わった人がいます。企画制作部の河原篤志さんです。小巻亜矢さんと出会うまでは、社内で浮いた存在でした。

信じて、支えて、伸ばす。小巻亜矢さんの、その哲学は、9年前、51歳で入学した東大大学院で育まれました。

仕事をしながら、寝る間を惜しんで教育学を研究。そこまでしたのには、わけがありました。

小巻亜矢は、東洋英和女学院から成城大

氏名:小巻亜矢(こまき・あや)
生年月日:1959年8月16日(60歳)
出身地:東京都
家族:長男(32歳)、次男(1993年、2歳で交通事故死)、三男(25歳)
学歴:東洋英和女学院中学部(偏差値56~59)卒業、東洋英和女学院高等部卒業、成城大学法学部(偏差値55~60)卒業、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了
職歴:大学卒業後、サンリオ入社。結婚退社、出産を経て化粧品会社。2014年6月、サンリオエンターテイメント顧問(業務推進室所属)。2015年6月、サンリオエンターテイメント取締役。2016年7月、サンリオピューロランド館長。2019年6月、サンリオエンターテイメント代表取締役社長
血液型:A型

小巻亜矢さんは1959年、東京生まれ。

幼い頃から、やると決めたら、やり抜く性格。

正義感の強い女の子だった。下の画像と、先ほどの話を合わせると、小巻亜矢さんは中学、高校と東洋英和女学院だったんですね。

東洋英和女学院高等部から、成城大学法学部に進学。大学卒業後、サンリオに就職。

25歳で社内結婚。退職し、専業主婦になりました。

2人の子どもに恵まれ、幸せに暮らしていました。

でも、3人目を妊娠していた34歳のとき、人生は暗転しました。

当時2歳だった次男が、不慮の事故に遭い、亡くなりました。

「壊れそうでしたよ、本当に。というか、壊れてましたね。本当に泣いてばっかりいましたね、独りで。

だって、生きてちゃいけないと思ってたんですよ。子どもを独りで死なせていいのみたいな。長男と三男がいるから生きてるけど、本当だったら、一緒にあっちに、あの世に行ってあげるべきじゃないの。何のうのうと生きてるのみたいな気持ちもあったんですね」

家族の前では、涙を見せまいと、自らを奮い立たせました。

でも、とめどなく涙は流れ、なぜ自分は生きているのか、分からなくなりました。

2年後、何もかも手につかなくなり、離婚を決意しました。

「頑張れなくなっちゃったんですよね。うまく言えないですね、このことは。

子どもを亡くしたことで、母親であることの自信も、いったん喪失したんだと思うんですよ」

2人の息子と、3人でゼロからのスタート。

養育費で生活はできたが、小巻亜矢さんは仕事を探しました。

「何か違うことで、自分を、こう肯定しないと生きていけないみたいな気持ちに近いかもしれないですね。

そうですね。生きてていい理由ですよね。生きてていい理由が欲しかった」

見つけた働き口は、化粧品販売。

小巻亜矢さんは寝食を忘れて、のめり込み、トップクラスの売り上げを記録するまでになりました。

でも、この頃から、子どもにも完璧(かんぺき)を求めるようになりました。

特に、長男には厳しかった。

「私はこんなに頑張っているんだからっていう『あんたのために言ってるのよ』とか『恥かかせないでちょうだい』とか」

しかし、ある日、思いがけず、長男の苦しみを知りました。

同級生の母親から、長男が部活で孤立していることを知らされました。

「電話を切って、子ども部屋に行ったら、そのとき、もうすでに中学生で、背が180センチぐらい。

でも、寝てる姿は、本当に背中をこう丸めて、怯えるように、こんな縮こまって寝てたんですよ。

その背中を見たときに、ああ、この子、すごく天真爛漫が、何でこんな怯えて寝てなきゃいけないんだろう。何から、こんなに怯えてるんだろうって思ったら、本当に膝が崩れるって言うけど、本当に膝が崩れて、ガクンってなって。私、何やってるんだろう」

まず、変わるべきは、自分でした。

心理学や教育学を学び、子どもとの向き合い方を見直しました。

仕事も辞め、元いた〈サンリオ〉で再スタートを切りました。

間もなくして、長男が高校の成績が振るわず、落第寸前に陥っていることを知りました。

それまでの小巻亜矢さんなら「勉強しなさい」と頭ごなしに叱っていました。

でも、何も言わず、ただ見守りました。

「そしたら、すごく頑張ったんですよ。猛勉強で頑張ったんですよ。『頑張ったね』って言うときに『何で、いろいろ言わなくなったの』って聞かれたんですよ。

『だって、信じてたもん』って言ったら、そのときにニヤって笑ったんです。嬉しそうだったんですよ、信じてもらったっていうのが」

子育てと同じ

55歳のとき、赤字続きの〈サンリオピューロランド〉の運営に携わることになった。

でも、小巻亜矢さんはテーマパークに関しては、ずぶの素人。

社員からは「お前に何ができる」と白い目で見られました。

それでも、小巻亜矢さんは、社員1人ひとりと向き合い、やりたいことを聞き出しました。

「大人をターゲットにしたい」という社員たちの強い思いが見えてきた。

小巻亜矢さんは、その背中を押そうと、思い切って舵(かじ)を切りました。

まず、仕掛けたのが美男子を主役にしたミュージカル。

さらに11歳以上という年齢制限を設けた本格的なホラーなど、大人狙いの企画を次々と開催。

テーマパークに縁遠かった20代の女性客を獲得し、来場者数はどんどん増加しました。

気付けば、社内の空気は変わっていました。

小巻亜矢さんは、1つの確信を得ました。

「やっぱり、信じて任せてみて『これ、うまくいったね』とか。仮にうまくいかなくても『やってみて気付いたことは、何だった』って聞いてあげたり。

そこから、絶対に学びを引き出せるスタッフだということを、信じてるんですね。だから本当にね、子育てと同じだと思います。育てられてるな、育ててもらってるなというふうに思います。その一連のことを通して」

枠を外せ

V字回復を成し遂げた小巻亜矢さん。今もなお、挑戦の日々は続いています。

この日は、YouTubeで配信するコンテンツの打ち合わせ。キャッチーな動画で新しいファンを掴み、来場につなげる狙い。

IT企業社長りるさん(23歳)。

「年間で話すと、最低でも30万人は。でも、キャラクター使ったら、50万人とかは狙えると思いますね」

組むのは、23歳の社長が経営するIT企業。

若い感性から生まれる規格外のアイデアを期待し、小巻亜矢さんが直々にオファーしました。

いずれも刺激に満ちたアイデア。

でも、小巻亜矢さんは満たされません。

「りる社長がやりたいことは何ですか?」
「僕、この中だったら正直、キャラの共同生活は欲張りなんですけど、見てみたいなって」
「見てみたいですよねえ」
「キャラのテラスハウスみたいな感じで」
「私、本当、長年の夢でね、キャラクターのテラハやりたいって」
「敷居が高いですけど、すごく見たい」
「敷居、高いかなあ」

先方は企画を練り直し、また持ってきたいと言いました。

「プレゼンを聞きます、ウチで検討します、じゃあ進めますっていうのだと絶対、いいものができないから。

枠をやっぱり、枠を外さないと、お互いの。何でも、とりあえず枠を取っ払って、できないこと、お金がすごいかかることでもいいから、お互い引き出し合って、それでフルイにかけて、じゃあ、できることは何?っていう。

ちょっと、かなりストレッチ、ストレッチしていったほうが、いいものができると思っているんですよね。

『お互い、裸になっちゃいましょうよ』みたいな、そのお付き合いのほうが、いいものができると思うんですよね」

大丈夫、私がいる

「励まし続けて、承認し続けて、大丈夫っていうことを、誰かが言い続けないと不安になりますよね。

やっぱり、それは経営者の1つの大きな役割だと思うんですよ。

じゃあ、あなた大丈夫って言ったのに結局、ダメだったですよねってなったときは、それはもう私が責任を取ればいいことで、責任取る気満々ですよね。

だから、思いっ切り、大丈夫って言い続けます」

小巻亜矢さんの言葉は、本当に1つひとつ、力強さに満ちています。

会社の経営、人材の育成は子育てと一緒。

人間は感情の束だから、励まして、成長を待つ。

そんな小巻亜矢さんの経営哲学は、私たちの胸に迫ります。

「大丈夫、その言葉が人を強くする」

これからも小巻亜矢さんと〈サンリオピューロランド〉に注目です。

小巻亜矢(サンリオ)のWiki風プロフ!子供の死・離婚・癌!「希望は常に絶望から」魂の経営

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