阿部飛雄馬(東大)の名前の由来は?箱根駅伝2020の関東学連は何区で予想順位も!












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箱根駅伝2020に挑む唯一の東大生、阿部飛雄馬選手(4年)。名前の由来や関東学連では何区、予想順位などをリサーチしました。

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東大から箱根へ、行け行け飛雄馬

氏名:阿部飛雄馬(あべ・ひゅうま)
生年月日:1996年8月26日(23歳)
出生地:岩手県滝沢市
家族:父・孝さん(56歳)ほか
学歴:滝沢市立滝沢第二中学校卒業、県立盛岡第一高等学校(偏差値69)卒業、東京大学教育学部(文科三類、偏差値67.5)総合教育科学科4年在学中
身長:168センチ
体重:52キロ
趣味:哲学書と漫画を読むこと
好きな女性有名人:きよっぴ(ゆるキャラ)
〇〇で気分を上げます:Aquours(アクア)
5000メートル:14分35秒84(大4)
1万メートル:30分24秒18
ハーフ:1時間5分11秒

10月26日に行われた箱根駅伝予選会。惜しくも予選を通過できなかった各大学のエースたちが集うチーム、関東学生連合(関東学連)。

オープン参加のため、順位はつきません。お揃いのチームユニフォームもありません。

しかし、彼らはただひたすら走る、走り続ける。己のプライドのために。

そんな影の軍団、もう1つの箱根駅伝チーム、関東学連を一生懸命に応援する人たちは、確かに存在します。

私の知人にも、毎年、1月2日と3日の箱根駅伝で関東学連を応援する人がいます。

その人は、大学を出ていません。なので、母校も、思い入れのあるチームもありません。

でも、あるとき、テレビで関東学連チームを見て以来、応援しています。

その人いわく、アウトサイダーな立場に、自分を重ねて見てしまうんですって。

そんな人って結構、多いと思います。関東学連チーム、実は隠れファンが付いているんですね。

今シーズンの箱根駅伝2020に挑む関東学連チームの主将が、東大教育学部4年、阿部飛雄馬(あべ・ひゅうま)選手です。

そんな阿部飛雄馬選手って、どんな人なのでしょうか。

阿部飛雄馬の父は元高校球児、名前の由来は

阿部飛雄馬選手は1996年、岩手県滝沢村(現・滝沢市)生まれです。

滝沢市と言っても、岩手県外の方は、あまりピンと来ないと思います。

岩手県の中部、秋田県寄りの内陸部にある市です。結構、面積が広い市で(182.5平方キロ)、八王子市(186.4平方キロ)や兵庫県洲本市(182.4平方キロ)ぐらいの大きさです。

オリラジ中田敦彦(なかだ・あつひこ)さん(37歳)の嫁・福田萌(ふくだ・もえ)さん(34歳)、なでしこジャパンの岩清水梓(いわしみず・あずさ)さん(33歳)の出身地ですね。

父・孝さん(56歳)は1980年8月、山形県立山形南高校(偏差値67~69)の選手として夏の甲子園(全国高校野球選手権)に出場した元高校球児です。

山形南は1回戦で福井県立敦賀(つるが)高校(偏差値48~56)と対戦し、2-1で惜敗しています。

ベンチ入りメンバーだった孝さんは、息子が生まれると、人気野球漫画でアニメ『巨人の星』の主人公・星飛雄馬と同じく、飛雄馬と命名しました。

阿部飛雄馬選手は、そんな父の思いを笑顔で振り返ります。

「実家に全巻あります。小学生の頃。これから名付けられたのかと思った。でも、父に『野球をやれ』と言われたことはないです」

小学5年で陸上を始めました。滝沢市立滝沢二中に進むと、中2の10月に、岩手県の新人大会の3000メートルで、ぶっちぎりで優勝するようになりました。

阿部飛雄馬選手は勉強もできたのでしょうね、岩手県ナンバーワンの進学校、盛岡一高(偏差値69)に進学します。もう校名を見ただけで、岩手県で一番の高校だって分かりますよね。

盛岡一高時代は、高1の県新人大会5000メートルで2位、東北新人大会で4位。

高2の県高校総体5000メートル3位、東北新人大会の5000メートルで1位、3000メートル障害で2位。

高3は、県高校総体3000メートル障害1位、5000メートル2位、1500メートル3。東北選手権で3000メートル障害2位と活躍を見せました。

さらに、全国高校総体の3000メートル障害に出場しました。

1年間、地元で浪人して東大文科三類(偏差値67.5)に合格。

阿部飛雄馬選手が東大文科三類に合格した2016年、盛岡一高からは現役6人、浪人3人の合計9人が東大に合格しています。

毎年、10人前後が東大に合格する盛岡一高で、阿部飛雄馬選手はトップクラスの成績だったと分かります。

凄いですよね、まさに文武両道です。

予選会で64位、ワンチャンスを掴む

東大に進学すると、1年の2016年11月、日体大記録会で30分47秒63で28位。

2年の箱根駅伝予選会(ハーフマラソン)で1時間3分39秒をマークして270位。

3年の箱根駅伝予選会では1時間6分20秒で224位。

しかし、東大のチーム内成績では、いずれも2位。

当時、東大には近藤秀一選手(現・GMOアスリーツ)がいて、各大学1人の規定のため、関東学連チームには入れませんでした。

その近藤秀一選手は、箱根駅伝2019で1区(21.3キロ)を走り、1時間7分8秒を記録しました。

オープン参加のため、順位はつかないものの、近藤秀一選手の走りは21人中20番目、大東文化大の新井康平選手(当時4年)=浦和実=の1時間11分15秒より上でした。

箱根駅伝出場を置き土産に卒業していった近藤秀一選手。今シーズンは、晴れて阿部飛雄馬選手が関東学連チームに選ばれました。

10月26日、季節外れの暑さの中で行われた予選会。

阿部飛雄馬選手は、前回より1分9秒も早い1時間5分11秒で、全体64位、チーム内1位でゴールに飛び込みました。

これって、凄い数字ですよ。もしも、阿部飛雄馬選手が早大に所属していたらチーム内5位。もしも、国士舘大だったら、チーム内2位で日本人1位。

出場校の普通のメンバー選手より上なんですから、凄いの一言です。

阿部飛雄馬選手も、会心の笑顔でした。

「言い方が難しいですが、限られた私立大だけではなく、東大からでも箱根駅伝に出られるって、中高生ランナーに知ってほしいです」

満場一致、チームの主将に

2年連続で関東学連チームを率いる麗澤大の山川達也監督(35歳)の下で開かれた初のチームミーティング。

阿部飛雄馬選手は、予選落ちした各校のエース級16人、4年生4人の中から、満場一致で主将に選ばれました。

挨拶に立った阿部飛雄馬選手は、引き締めた表情でした。

「お互いの個性を尊重するチームをつくりたい」

主将としての“初仕事”は、関東学連チーム16人から、慣例の区間登録のための選考レースを行わないことを山川達也監督から承諾を得たこと。

他の20校と同様、山川達也監督、徳本一善コーチ(駿河台大)、近藤重和コーチ(上武大)が、選手の体調や練習の成果から判断して、登録選手を決めることになりました。

山川達也監督も、恒例の選考レース中止を了承しました。

「選手の気持ちに応えて、ベストメンバー10人を選びます」

今回の関東学連チームには、予選会でまさかの敗退を喫した大東文化大(18位)の吉井龍太郎選手(3年)=西海学園=、2018年に設立された育英大(32位、群馬県高崎市)初の箱根ランナーとなる外山結選手(2年)=前橋育英=ら、個性的な選手が集まっています。

順位はつかないものの、各選手の意地を懸けた走りで、一丸となって上位をうかがってほしいですね。

 

本戦は復路7区起用か、卒業後は院へ

箱根駅伝2020で、阿部飛雄馬選手は、8区を希望しています。

「人に夢を与える自分なりの『箱根への道』を! 東大と学生連合を箱根の歴史に刻み込む」

一方で、山川達也監督は、阿部飛雄馬選手を7区(21.3キロ)で起用する方針と見られています。

小田原から平塚までの復路の7区は、前半の山から吹き下ろす風と、前方の東から直射日光で気温差が激しい過酷なコースです。

箱根駅伝2020の7区のエントリー予想は、こうなっています。

校名 氏名 学年 ハーフマラソン ランク
東海大 松崎咲人 1年 1時間2分11秒 1
青山学院大 岸本大紀 1年 1時間11分11秒 20
東洋大 西山和弥 3年 ―― ――
駒沢大 石川拓真 2年 1時間3分7秒 3
帝京大 橋本尚斗 2年 1時間7分10秒 19
法大 田辺佑典 3年 1時間4分3秒 6
国学院大 高嶌凌也 3年 1時間3分52秒 4
順天堂大 小島優作 2年 1時間4分55秒 12
拓殖大 吉原遼太郎 3年 1時間4分7秒 9
中央学院大 戸口豪琉 3年 1時間3分3秒 2
東京国際大 丹所健 1年 1時間5分5秒 14
神奈川大 安田響 2年 1時間4分50秒 11
日体大 嶋野太海 3年 1時間4分3秒 6
明大 河村一輝 4年 1時間4分4秒 8
創価大 福田悠一 3年 1時間5分1秒 13
筑波大 岩佐一楽 1年 1時間6分1秒 18
日大 横山徹 3年 1時間4分19秒 10
国士舘大 加藤雄平 4年 1時間3分59秒 5
早大 鈴木創士 1年 1時間5分7秒 15
中大 井上大輝 2年 1時間5分20秒 17
関東学連 阿部飛雄馬 4年 1時間5分11秒 16

7区には、ハーフマラソンの成績こそありませんが、屈指の好ランナー、西山和弥選手(東洋大3年)がいます。

東海大のスーパールーキー、松崎咲人選手(1年)もいます。

青山学院大の岸本大紀選手(1年)は、タイムでは計り切れない未知数です。

いずれにせよ、激戦となるのは避けられません。

阿部飛雄馬選手は、ランキングで言えば16位、下から数えたほうが早いですよね。

予想順位は“非公式”ですが15~21位でしょうか。

しかし、主将として有終の美を飾るためにも、阿部飛雄馬選手に奮起してほしいです。

阿部飛雄馬選手は2020年3月に東大教育学部の卒業後、大学院への進学を希望しています。

その前に、卒業論文の締め切りが待っています。

「卒論の締め切りは、1月9日なんです。テーマは『ライトノベルは教育的効果があるか』です」

何と、箱根駅伝とはもう1つの戦いを、阿部飛雄馬選手は行っていたのでした。

「卒業後は、東大大学院教育学研究科に進み、死生学を専攻します。死とは何か、教育でどうアプローチできるか、などを学びたい」

冷静にして熱血、知的なのに熱い。

阿部飛雄馬選手の走りが、箱根路を熱くします。

岸本大紀(青山学院大)の出身中学高校は?箱根駅伝2020は何区で予想順位に彼女は?

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