秋田中央の野呂田漸が巨人2021ドラフト1位に浮上!阿部慎之助の後継捕手に待望論












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巨人の阿部慎之助捕手(40歳)が引退を発表しました。これで、2021年ドラフト1位候補に秋田中央の野呂田漸(ぜん)捕手(1年)が浮上しました。緊急リサーチです。

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リーグ優勝の翌々日、巨人・阿部は引退発表

9月21日(土)、5年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた巨人。

喜びの余韻もさめやらぬ、1日置いた23日のヤクルト戦終了後、阿部慎之助捕手は今季限りでの引退を発表しました。

途中出場の8回表、同点の6号ソロ本塁打を打ったばかりの阿部慎之助捕手。

引退は、ある程度、予想できたとは言え、突然の発表に驚かれた人も多いのではないでしょうか。

ただ、見方を変えて、阿部慎之助捕手の立場に立てば、リーグ優勝が決まり、自身も気持ちよくホームランを打って快勝した夜に、節目の報告をしたかったんだと思います。

阿部慎之助選手、19年間、お疲れ様でした。

“阿部巨人、正捕手は誰に?

これからクライマックスシリーズ、その先に日本シリーズがあるわけですが、勝負事なので、どっちに転ぶか分かりません。不思議の勝ちもあれば、泣くに泣けない負けもある。

しかし、チームが、どう転んでも、来季2020年に巨人に背番号「10」、阿部慎之助捕手はいません。

いったんチームを離れて外から勉強するか、それとも、このままコーチに就いて内から原辰徳監督(61歳)から“帝王学”を学ぶか――。

阿部慎之助捕手自身の進路は不明ですが、現段階でハッキリ言えることがあります。

それは近い将来、阿部慎之助捕手が巨人の監督になるということです。

もう1つ、阿部慎之助選手の欠けた分だけ、巨人は捕手を補強しなければならないことです。

この2つは全く別の問題に見えて、実は強くリンクしています。

原辰徳監督の年齢を考えれば数年後、阿部慎之助捕手は代わって、巨人の監督に就任します。

そのときに、チームの軸、センターラインになる選手がキッチリ固まっているかどうかが、阿部慎之助監督の成功のカギになります。

守備のセンターラインを考えると、中堅は丸佳浩外野手が(30歳)が確実にレギュラーを取っているでしょう。

投の柱は、左の高橋優貴投手(22歳)か、右の桜井俊貴投手(25歳)がエースになっているのではないでしょうか。

最後に、キャッチャーを考えるとき、実はこれといった選手がいないのに初めて気付いて、驚かされます。

炭谷・小林は30代、26歳の大城は守備難

巨人の一軍には、阿部慎之助捕手を除いて、捕手をできる選手が3人登録されています。(9月24日時点)。

小林誠司(30歳)、炭谷銀仁朗(32歳)、大城卓三(26歳)です。

このうち、年齢を考えれば、炭谷銀仁朗、小林誠司両捕手は、引退はしていないでしょうが、常時出場は難しいです。2人のうち、どちらかは負傷していると考えておくべきです。

年齢的に、捕手のレギュラーに近いのは、大城卓三選手です。

大城卓三選手は、名捕手だった野村克也さん(84歳)に春先、配給を褒められたことがありました。

また打撃も定評があり、今季は9月24日時点で、打率.267、打点47,本塁打6の成績を残しています。

順当にゆけば、大城卓三選手が、阿部巨人での正捕手に最も近いのですが……

ちょっと、いえいえ、随分、物足りない点があるのは事実です。

9月14日の広島戦。9回裏に追い付いた巨人は「さあ、これから」と迎えた延長10回表、あろうことか、大城卓三捕手のパスボールで決勝点を献じてしまいます。

VTRをリプレーすると、無死で先頭の野間峻祥(のま・たかよし)外野手(26歳)が左中間二塁打。続く、堂林翔太内野手(28歳)が送って1死三塁。広島は、代打・磯村嘉孝捕手(26歳)を送り込みます。

このピンチで、鍵谷陽平(かぎや・ようへい)投手(29歳)の投球を、大城卓三捕手は後ろにそらしてパスボール。結果的に、これが決勝点となり、6-5で巨人は敗れました。

大城卓三選手は1年目の2018年9月11日のヤクルト戦でも、パスボールを記録しています。

8回、打者ウラディーミル・バレンティン外野手(35歳)で、サムエル・アダメス投手(24歳)の投げた球を、大城卓三選手はパスボール。

このプレーに、捕手出身の評論家・里崎智也さん(43歳)は、ダメ出しです。

「1点を防ぎたい、三振がいちばん欲しい場面ですよね。低めの外のスライダーをブロッキングに入らず、ミットだけでバッタ捕りみたいな形になって、パスボール。キャッチャーとして、いちばん恥ずかしいプレーです」

さらに9回、山田哲人内野手(27歳)の打席で、中川皓太投手(25歳)のボールを止められず、ワイルドピッチにしてしまいました。

里崎智也さんの怒るまいことか。

「右打者への内角スライダーがワンバウンドしているんですけど、ブロッキングの形にいくのが遅いんですよね。遅い分、バウンドが大きくなってしまう」

「やっぱり、8回パスボールさえなかったら、その後の展開がどう転んだか、分からなかった」

1年目だったことを割り引いても、大城卓三捕手のキャッチングは、プロレベルでは問題アリアリというわけですね。

それと、大城卓三捕手は26歳で、30代の炭谷銀仁朗、小林誠司両選手から見たら若いですが、世間的には決して若くはありません。

東海大相模から東海大、さらにNTT西日本と遠回りしてしまった分、伸びしろをなくしているかもしれません。

野村克也の持論「名捕手は高卒」

野村克也さんはかねがね、名捕手は高卒選手であると説いています。

伸び盛りの早い時期に、レベルの高いプロで揉まれて、一流のキャッチャーに育ってゆく。

野村克也さんの持論は、高卒の名捕手だった自身や、西武や横浜で監督を務めた森祇晶(もり・まさあき)さん(82歳)、中日監督を務めた谷繁元信さん(48歳)、西武とロッテの監督を歴任した伊東勤さん(57歳)らが実証しています。

なぜ、名捕手は高卒なのか?

この理由として、アマチュアの高校や大学で、キャッチャー出身のコーチがほとんどいないことが挙げられます。

そもそも、野球チーム9人のうち、捕手は1人です。4人いる内野や3人いる外野に比べて、圧倒的に人数が少ないんです。

だから、少年野球の監督、コーチも、キャッチャー出身は珍しい。

ほとんどのキャッチャーは、見よう見まねの我流で、キャッチャーの守備を覚えるんですね。

それと、キャッチャーは、どこのチームでも消耗が早いです。

真夏の炎天下でも、分厚い防具を着けてプレー。ピッチャーが投げる球数と同じか、あるいはそれ以上、ボールを投げなければなりません。

バッターが内野ゴロを打てば、キャッチャーは一塁までバックアップに走る。その往復は、とてつもなくしんどいんです。

また、キャッチャーで、手の骨折をしたことがない人はいません。バットが接触したり、打球がミットに当たったり……プロに進んだキャッチャーのほぼ全員が、指や腕の骨折経験を持っています。

他にも、キャッチャーのマスクは汗を吸って、臭いです(笑)。毎回、洗うわけにもいかないので、強烈な臭いを放っています。

そんなこんなで、野球をやっている人は、そもそも捕手をやりたがらないうえ、人数が少ないので、アマチュアではいいキャッチャーのコーチがいないんですね。

キャッチャーの高レベルのコーチングを受けるには、迷わず、プロに入るしかありません。

そんな野村克也さん、2019年に一軍デビューした2017年ドラフト2位、岸田行倫(きしだ・ゆきのり)捕手(22歳)には辛口評価です。

岸田行倫捕手が、小林誠司、炭谷銀仁朗、大城卓三の3捕手に割って入るのは、厳しい感じです。

夏の甲子園、光った2人の1年生捕手

2019年の夏の甲子園で、2人の1年生捕手が活躍しました。

仙台育英の木村航大(きむら・こうだい)捕手と、秋田中央の野呂田漸捕手です。

8強に入った仙台育英は、全4試合で、1年生ながら背番号「2」を付けた木村航大捕手がマスクをかぶりました。

木村航大捕手は通算6打数3安打。1回戦の飯山(長野)戦では、笹倉世凪(ささくら・せな)投手(1年)と、甲子園で41年ぶりとなる1年生バッテリーを組みました。

その試合、木村航大捕手は、7番に据わり、4打数3安打の猛打賞。一躍、脚光を浴びました。

もう1人の1年生キャッチャー、秋田中央の野呂田漸捕手は、1回戦の立命館宇治(京都)戦、5番捕手で先発して3打数1安打。

チームも1-0で敗れて、静かに甲子園を去りました。

たったそれだけの試合だったのですが、野呂田漸捕手のプレーは、なぜか鮮明に心に残りました。

捕手として再三、チームのピンチをしのぎ、最少失点で切り抜けました。1つ1つのプレーが美しく、センスが光っていたです。

見ていて、野呂田漸捕手は、間違いなくプロに進んで大成するキャッチャーだと確信しました。

1年生の野呂田漸捕手、ドラフトにかかるのは2年後の2021年になります。

このとき、プロ球団は、高校生捕手として木村航大捕手、野呂田漸捕手を指名することになるはずです。

ほかにも、凄い高校生のキャッチャーは出て来るかもしれませんが、この2人は、まず間違いなくドラフト会議で指名されます。

阿部慎之助選手の後継を補強しなければならない巨人は、野呂田漸捕手を指名する可能性大です。

仙台育英の木村航大捕手は、仙台育英学園の秀光(しゅうこう)中学校時代から有名な存在ですが、やはりチーム力に助けられています。

この夏の甲子園も、1回戦こそ先発マスクをかぶりましたが、2回戦以降は3年生の猪俣将大捕手にスタメンを奪われました。

通算6打数3安打も、2回戦以降は2打数0安打です。

一方、秋田中央の野呂田漸捕手は、公立の進学校というチームで、精いっぱい配球を工夫して、チームを甲子園に導きました。

甲子園では、野球どころ京都の私立、立命館宇治を相手に1失点でしのぎました。

しかも、その1失点は7回裏、味方二塁手のエラーによる失点なんです。

野呂田漸捕手の責任ではありません。失点の後、野呂田漸捕手は浮足立つことなく、後続を遊飛、投ゴロに抑えています。

その間、一塁走者が盗塁したり、投手が暴投して三塁に進んだり、気持ちが切れてもおかしくない場面で、野呂田漸捕手は粘り強く、冷静に切り抜けたんですね。

最終9回表、1点を追いかける場面で、秋田中央は先頭打者、4番の斎藤光・一塁手(3年)が投ゴロ。

1死走者なしの場面で、5番の野呂田漸捕手は、食らい付いて、左前安打で出塁、貴重な同点のランナーになりました。

ここから、賛否両論あると思うのですが、秋田中央の佐藤幸彦(さとう・よしひこ)監督(45歳)は、送りバントを選択。2死二塁になりました。

見ていて、私は首をひねりましたよ。野呂田漸捕手がヒットを打って「さあ、同点だ」と盛り上がる場面で、送りバントするかなあ。

相手にすれば、何もしないでワンアウトをもらえて、下位の7番打者と勝負できるじゃないですか。

案の定、7番の佐々木夢叶(ささき・ゆめと)二塁手(3年)は二ゴロで、ゲームセット。

ここまで、佐々木夢叶二塁手が当たっているなら、分かりますよ。

でも、2死二塁にして、空振り三振、四球、遊併殺打と全く振れていない選手に全てを託すなんて、アリですか。ちょっと古い、ひと昔前の高校野球のセオリーじゃないかと思います。

逆に、立命館宇治にすれば、秋田中央に粘られて、選手に硬さや力みが出て来たら嫌だったでしょう。

暑さの中で、守備時間が増えたら、それだけ疲弊します。1死一塁のあの場面、やはり、あそこは粘って粘ってヒッティングで行きたかったですね。

まあ、結果論ですが。野呂田漸捕手の初めての甲子園は、あっけなく不完全燃焼で終わったのでした。

秋田→巨人を結ぶ3人のネットワーク

仙台育英の木村航大捕手もいい選手ですが、やはり、巨人は野呂田漸捕手を指名すると思います。

というのも、3人のキーパーソンがいるからです。

まず、秋田中央の佐藤幸彦監督と、巨人OBの阿部茂樹さん(47歳)です。

佐藤幸彦監督は1989年4月、名門・秋田高校に入学、野球部に所属しました。

1990年10月、2年生だった佐藤幸彦監督の1年先輩で、1年から4番捕手を務めていた阿部茂樹さんがドラフト会議で、巨人の4位指名で入団しました。

阿部茂樹さんは巨人からヤクルトに移籍、9年間で1打席に立っただけでプロ生活を終えました。

その後は、ヤクルトのブルペン捕手、スコアラーを務めていますが、先輩後輩の間柄で、佐々木幸彦監督と阿部茂樹さんのチャンネルは、強いものになっているはずです。

佐々木幸彦監督が“愛弟子”野呂田漸捕手のプロ入りを考えた場合、真っ先に浮かぶ、相談する相手は、阿部茂樹さんだと思います。

阿部茂樹さんは、野呂田漸捕手のプロ入りにストップを掛けるでしょうか? いいえ、むしろ逆で、自分の果たせなかった夢、巨人での活躍を野呂田漸捕手に託すのではないでしょうか。

これを受けて、佐藤幸彦監督も、野呂田漸捕手のプロ入りなら巨人に傾くに違いありません。

阿部茂樹さんも、今でも巨人にネットワークを持っています。阿部茂樹さんが4位指名された1990年ドラフト会議、巨人の1位指名は元木大介・一軍コーチ(47歳)、2位指名は吉原孝介・三軍コーチ(50歳)です。

吉原孝介コーチは、巨人、中日、オリックスの3球団で捕手としてプレーしています。吉原孝介コーチなら、阿部茂樹さんの推しで、野呂田漸捕手をチェックするでしょうね。

3人目のキーパーソンは、巨人の第65代4番打者、石井浩郎(いしい・ひろお)参院議員(55歳)です。

石井浩郎さんは1997~99年、巨人に在籍。3年間で116安打、73打点、16本塁打を放ちました。巨人1年目に25試合しか出場できなかったのを差し引くと、そこそこの成績でした。

証券会社による立て替え問題、養育費不払いなどスキャンダルに見舞われている石井浩郎参院議員ですが、選挙区である秋田でのステータスは、まだ相当なものです。

政治家としての適性が疑われる石井浩郎さんですが、秋田県選出の参院議員になれたのは、やはり元巨人のキャリアが大きいと思われます。

野呂田漸捕手がプロを志望する場合、石井浩郎参院議員から巨人を志向するのは、自然なことでしょう。

2021年ドラフト、慶大・福井と競合か

野呂田漸捕手が対象となる2021年ドラフト会議。

実は、もう1人、ドラフトの目玉になりそうな捕手がいるんです。

大阪桐蔭から慶大に進んだ福井章吾(ふくい・しょうご)捕手(20歳)です。

現在、2年生の福井章吾捕手は、2年後の2021年に4年生で、ドラフト会議の対象になります。

福井章吾捕手は、東京六大学野球の2019年秋季リーグ戦では、慶大のレギュラーに定着。

一塁手として、プロ注目の正捕手でキャプテン、郡司裕也(ぐんじ・ゆうや)捕手と併用されています。

秋季リーグ戦を終えれば、福井章吾捕手が、郡司裕也捕手の後継としてレギュラーになる可能性が濃厚です。

おそらく2021年ドラフト会議で、福井章吾捕手は、大学生捕手として上位指名候補になるでしょう。

168センチと小柄な福井章吾捕手ですが、野呂田漸捕手も170センチなので、さして変わりません。

それよりも何よりも、キャッチャーはインサイドワークが重要なので、身長はネックになりません。里崎智也さんだって、公称175センチです。

福井章吾捕手も、野呂田漸捕手も、共に頭脳派です。

巨人は、故・正力亨(しょうりき・とおる)元オーナーが慶大野球部出身だった関係で、慶大とは特別なつながりがあります。

前監督の高橋由伸さん(44歳)も慶大野球部出身ですよね。

なので、巨人は、慶大の福井章吾捕手も指名する可能性が、じゅうぶんあります。

阿部慎之助捕手の後継として、巨人が2021年ドラフト会議で指名するのは、秋田中央の野呂田漸捕手か、それとも慶大の福井章吾捕手か。今から楽しみです。

そのためにも、野呂田漸捕手は、まだまだ甲子園に出場しなければなりません。

しかし、2019年9月15日の秋田県秋季大会で、秋田中央は能代松陽(のしろしょうよう)に4-3で惜敗しました。

秋田中央の2020年春のセンバツ出場の夢は、断たれました。

野呂田漸捕手としては再び夏の甲子園にターゲットを絞っているはずです。

2020年夏の活躍を、今から楽しみにしています。

頑張れ、秋田中央。頑張れ、野呂田漸捕手。

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