
スポンサードリンク
夏の甲子園山梨大会で、山梨学院が4年連続9回目の優勝を果たしました。野村健太外野手の出身校や家族、意中の球団、ドラフト指名予想をリサーチしました。
逆転機にチャンス広げる一打
氏名:野村健太(のむら・けんた)
生年月日:2001年8月27日(17歳)
出生地:愛知県安城(あんじょう)市
家族:両親、姉2人
学歴:安城市立安城北部小学校卒業、安城市立東山中学校卒業、私立山梨学院高等学校(偏差値48~59)3年在学中
球歴:安城北部小では安城リトル、東山中では愛知衣浦(きぬうら)リトルシニア、2016年日本リトルシニア全国選抜大会優勝
好きな食べ物:サケ
身長:180センチ
体重:88キロ
守備位置:外野手
投打:右投げ右打ち
趣味:ラップ
50メートル走:6秒5
一塁到達:4.65秒
遠投:100メートル
7月24日、甲府市の山日YBS球場で行われた全国高校野球選手権山梨大会の決勝。
共にAシード同士の山梨学院と東海大甲府が、激突しました。
後攻の山梨学院は1回裏、2死から主将で3番・相沢利俊投手(3年)がヒットで出塁し、4番・菅野二塁手のホームランで2点先制。
2点を追う東海大甲府は2回表、先頭の5番・河本左翼手がヒットで出塁。1死後に7番・日川三塁手がヒットでチャンスを広げ、8番・日塔右翼手の左前タイムリーで1点。さらに1番・山本中堅手の右前タイムリーで同点、敵失で勝ち越しました。
1点を追う山梨学院は3回、四球の走者を犠打で二塁に進め、4番・菅野二塁手の三塁打で還し同点に追いつきました。
緊迫するゲーム展開、最初に動いたのは東海大甲府でした。
6回表、1番・山本中堅手のタイムリーで1点勝ち越しに成功。
しかし、山梨学院は6回裏、4番・菅野二塁手、5番・野村健太右翼手の連打で1死一、三塁。6番・高垣三塁手のスクイズで同点。続く7番・栗田捕手の打球が左前タイムリーとなり5-4、これが決勝点となりました。
投げては4回2死から救援の2番手・佐藤投手は5回3分の1を投げて被安打2の好投。二遊間の好守も光りました。
東海大甲府の最後の打者、3番・加藤投手を遊ゴロに打ち取ると、山梨学院ナインは歓喜の輪をつくりました。一歩及ばず、8回を1人で粘り強く投げ抜いた加藤くんは思わず、苦笑いです。
山梨学院は春夏連続の甲子園出場を決めました。
本日7月25日(木)付 #スポーツ報知 #山梨版 は、 #全国高校野球選手権山梨大会 決勝で4連覇と春夏連続 #甲子園 出場を決めた #山梨学院 歓喜の様子を1面に掲載しています。山梨県内のコンビニ等で販売しています。#東海大甲府 #山梨大会 pic.twitter.com/SpuZnDDofq
— スポーツ報知東京販売局 (@hochi_hanbai) July 25, 2019
本日限定スポニチ山梨版(7/25付)より
◾️山学 4年連続9度目 V4
地元リレーで守り勝ち#山梨大会【決勝】#東海大甲府
030 001 000|4
201 002 00X|5#山梨学院お買い求めは、山梨県内の新聞販売店か駅コンビニで!#スポニチ#高校野球 pic.twitter.com/6MdiZ1HMRY
— スポニチ 高校野球2019 (@sponichi_kkbb) July 25, 2019
デスパ…いいね!おめでとう!#山梨学院 #高校野球 #優勝 #デスパ野村 #山梨大会 #東海大甲府 #甲子園 #ソフトバンク #デスパイネhttps://t.co/kVw7utuOd1
— スポーツブル (@sportsbull_jp) July 24, 2019
本塁打2発も苦杯、野村健太のセンバツ
高校通算53本塁打(7月31日現在)、その体形から“山梨のデスパイネ”とも呼ばれる野村健太外野手。
2019年ドラフトで指名確実のプロ注目のスラッガーです。
野村健太外野手は、愛知家安城市生まれ。安城北部小3年で野球を始め、地元の安城リトルに所属しました。
東山中時代は、シニアリーグの愛知衣浦リトルシニアでプレー、当時は投手と三塁手を兼任していました。
中学卒業後は、甲府市の山梨学院高校へ進学。
入学時は体重99キロもありました。
このため、ロッテ、ソフトバンクで中軸を打つ、キューバ出身のアルフレド・デスパイネ選手(33歳)=175センチ、95キロ=になぞらえて“山梨のデスパイネ”とニックネームを付けられました。
1年の秋からベンチ入りを果たし、主に代打としてプレー。
2年の夏の県予選で、左翼手のポジションを取り、クリーンアップの一角として頭角を現しました。
初戦の2回戦、県立山梨戦では5番・左翼手でスタメン出場。
2打席連続ホームランの4打数2安打3打点の大暴れで、チームも12-0で5回コールド発進。
その後も、マルチ安打を築き続け、山梨大会優勝に貢献。チームを甲子園へと導きました。
その甲子園の初戦、1回戦の高知商戦は、両チーム合わせて30安打が飛び交う乱打戦となりました。
野村健太外野手は5番・左翼手として4打数1安打1打点と、ちょっと物足りない結果。しかし、外野スタンド中段に飛び込む特大ホームランを放つなど“山梨のデスパイネ”の名を全国に知らしめました。
野村健太② 外野手
(愛知衣浦シニア→山梨学院)
高校入学以来、体格が似ていることから山梨のデスパイネと呼ばれ長打を期待される右のスラッガー
夏の甲子園で1本、秋の関東大会で2本のHRをマーク
2018 10/23時点で高校通算32HR pic.twitter.com/l5F13vAs0a— おくら (@okura_NHSBC) October 31, 2018
新チームに変わった秋季関東大会では4番・左翼手として出場。2試合連続ホームランを放ち、チームを4強に導きました。
野村健太 山梨学院2年
パワフルな打撃が魅力の右のスラッガー。山梨学院では2年夏からレフトのレギュラーを掴むと、初戦でいきなり2打席連発。甲子園の高知商戦でホームランを放った。2年秋からは4番を務めると、関東大会では2試合連続で2ランを放ち高校通算は32発を誇る。#本日の選手紹介 pic.twitter.com/xRjGwtKzxW— ぶるーたす (@bluamabase) October 24, 2018
2019年、年が改まって迎えた春のセンバツ。
初戦の1回戦、札幌第一戦で、4番・右翼手の野村健太外野手は6打数3安打5打点、2ホームランの大活躍。チームも24-5で札幌第一をぶっちぎりました。
しかし、2回戦の筑陽学園(福岡県)戦。3番右翼手として先発した野村健太外野手は、5打数3安打1打点と気を吐きました。
しかし、1-1で迎えた5回裏1死一、二塁。野村健太外野手は、小刻みな継投を仕掛けてきた筑陽学園の3番手、西舘昂汰投手(3年)にワンボールから、ファーストストライクの114キロの変化球を見逃し。
「打てばホームランでした。手が出ませんでした。甲子園の雰囲気にのまれ、焦りました」
ファウルで1-2となった後は、111キロのチェンジアップで空を切らされ、空振り三振。
結局、3-2で惜敗しました。
ガッチリ巨体、実は姉2人の末っ子
野村健太外野手の家族ですが、ご両親に2人のお姉さんがいます。あの巨体で、実は末っ子の甘えん坊なんですね。
家庭でも「健ちゃん、健ちゃん」と可愛がられて、家中のご飯を1人で平らげていたのではないでしょうか(笑)。
その証拠に、山梨学院に入学したとき、体重は99キロありました。
おかげで、ベンチ外がデフォルト、たまに代打として起用されるだけ。
さすがに「これではマズい」と思い、食事制限や、自主的に投手陣に交じってポール間走に取り組むなど、肉体改造に取り組みました。
そのかいあって、マイナス11キロの体重88キロに。体のキレが増し、スイングスピードもアップ。元々あったパワーに結び付き、ホームランを量産できるバッターへと変貌を遂げました。
練習試合では、プロ顔負けの165メートル弾を放り込んだこともあるそうです。
ヤ横が有力、ソ日巨神中も注目
野村健太外野手は、2019年プロ野球ドラフト会議で上位指名が必至と見られています。
野村健太外野手の意中の球団は、どこでしょうか?
通常は、出身地やOBの存在などから、好きな球団ができてくるのですが、山梨学院は全国から選手が集まってくるうえ、進路もそれぞれです。
なので、野村健太外野手も基本的に12球団OKでしょう。ファンではなく、職業として野球選手を志す以上、当然です。
では、プロ球団のほうは、どうでしょうか?
スカウトらの動向から、ヤクルトと横浜が上位指名を考えているみたいです。また、デスパイネ選手の所属するソフトバンク、日本ハム、巨人、阪神、中日がリストアップしています。
ヤクルト・橿渕聡(かしぶち・さとし)スカウトグループデスク(44歳)
「高校生で打った瞬間、分かる本塁打はなかなかない。柔軟性も兼ね備えている」横浜・吉田孝司球団代表補佐兼スカウト部長(73歳)
「打撃に癖がない。スムーズにバットが出ている。飛ばす選手なのに癖がないのは本当にいいこと」ソフトバンク・永井智浩編成育成本部長兼スカウト・育成部長(43歳)
「遠くへ飛ばすのは、他の選手にはなかなか真似できない」日本ハム・大渕隆スカウト部長(48歳)
「元巨人の村田タイプ。体はそれほど大きくないが、飛ばす力がある」巨人・円谷英俊スカウト(34歳)
「ゆっくり振っているように見えるのに、あれだけ遠くに飛ばせるのがすごい。体も恵まれている」阪神・平塚克洋スカウト(53歳)
「野村の本塁打は去年から何本も見ている。甘く入ったら持っていける。楽しみな存在」中日・中田宗男アマスカウトアドバイザー(62歳)
「いいパワー。振りがシャープ。コンパクトに振り抜けるので、打球が飛ぶ。長打力は見るべきものがある」
意外にも、セ・リーグのほうが指名に前向きなんですね。
本家本元のデスパイネ選手は、シーズンに90安打を打てば、同じだけ三振を喫してしまうという典型的なパワーヒッター。
野村健太外野手は、ガッチリ型の体格や、精悍(せいかん)に日焼けした姿はデスパイネ選手にソックリですが、実は50メートル6秒5、遠投100メートルと、意外に俊敏で、守備でも行けるんです。
なので、指名打者っぽいルックスとは裏腹に、守備のあるセ・リーグの球団に人気があるんですね。
雄平外野手(37歳)、青木宣親外野手(37歳)、ウラディミール・バレンティン外野手(35歳)が外野を守るヤクルト、梶谷隆幸外野手(30歳)が外野の一角の横浜は、世代交代を考えたら、野村健太外野手がぜひ欲しいところですよね。
内野の村上宗隆選手(19歳)と並べて、野村健太外野手を売り出したいヤクルトは、ドラフト指名の最右翼だと思われます。
しかし、その前に、甲子園で活躍してスターにならなければ話が始まりません。
そんなわけで、甲子園での野村健太外野手の活躍が楽しみですね。
鶴岡東の丸山蓮の出身中学や家族は?意中のドラフト球団や指名予想も
スポンサードリンク