興南の宮城大弥(ひろや)の出身中学や家族は?意中のドラフト球団に指名予想も!












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第101回全国高校野球選手権大会沖縄大会が開幕し、プロ注目の左腕、宮城大弥(ひろや)投手(3年)を擁する興南が登場します。宮城大弥投手の出身中学や家族、意中のプロ球団やドラフト指名予想などをリサーチしました。

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最速149キロ左腕

氏名:宮城大弥(みやぎ・ひろや)
生年月日:2001年8月25日(18歳)
出生地:沖縄県宜野湾(ぎのわん)市
家族:父・享さん、母・礼子さん、兄3人、姉3人、妹・弥生さん
学歴:宜野湾市立志真志(しまし)小学校卒業、宜野湾市立嘉数(かかず)中学校卒業、私立興南高等学校(偏差値49~60)3年在学中
球歴:志真志ドラゴンズ(軟式)→宜野湾ポニーズ
守備位置:投手
投打:左投げ左打ち
身長:172センチ
体重:77キロ
持ち球:直球(常時130キロ台後半~140キロ台)、スライダー(110~120キロ)、カーブ(100キロ前後)、チェンジアップ(110キロ台)
最速:149キロ
50メートル走:6秒3
遠投:120メートル
使用グラブ:ミズノ
好きな食べ物:カツ丼

夏の甲子園こと全国高校野球選手権大会の県予選、沖縄大会。64校が参加し、7月21日の決勝まで計63試合が行われます。

2019年春のセンバツでは、出場校のなかった沖縄県勢い。甲子園へ満を持して6月22日(土)に開幕し、計4試合で熱戦の火ぶたが切られます。

真っ先に登場するのは、優勝候補の第1シード校、興南。沖縄セルラースタジアム那覇で10:30からの第1試合で、県立宮古総合実と対戦します。

3連覇を狙う興南のエースは、プロ注目の最速149キロ左腕、宮城大弥(ひろや)投手(3年)です。

2018年10月の秋季沖縄大会は準優勝。出場した秋季九州大会の準々決勝では、優勝校の筑陽学園を相手に延長13回1-0で惜敗(タイブレーク制)。宮城大弥投手は12回を投げて被安打5、奪三振13、与四死球1という見事な成績でした。

その後、連投できる体力をつくるため、冬場は多い日で週6日ブルペンに入り、1日100球以上を投げ込んできました。また、ボールの回転を意識した110メートルの遠投を取り入れるなど、調整を続けてきました。

年が明けて、練習試合が解禁になった3月9日(土)。U15日本代表でチームメート、親交のある同じ左腕の横浜高・及川雅貴(およかわ・まさき)投手(3年)が招待試合(対美里工)で今季初登板し、最速151キロを記録しました。

「速くていいボールを投げているので、うらやましい。同じ左腕で、レベルの違いはあるが、しっかり埋めて、夏の甲子園で再会したい」

2019年4月の春季沖縄大会では、沖縄水産3-1で破り優勝。


息つく暇(いとま)もなく、宮城大弥投手は関西で行われた侍ジャパンU18の代表1次候補合宿に参加。及川雅貴投手に再会し、大船渡(岩手)の佐々木朗希(ささき・ろうき)投手(3年)の163キロを目の当たりにしました。

「163キロを出したときは、後方のブルペンで見ていました。あごが開いたままでした。開いた口がふさがらないというか、ちょっと違うカテゴリーの投手を見てしまったというか。真似しようにもできない。スタイルも体の大きさも違いすぎる。全国のレベルは確かに高い。でも、正直に言うと、やってることはあまり変わらないなと思いました」
「自分には(163キロは)出せないので、自分ができることをしっかりやっていきたい。直球の速度も、変化球のキレも、もっとレベルアップしないといけない」

いい刺激を受けたせいか、続く春季九州大会では2回戦の神村学園戦では、自己最速となる149キロをマークするなど、9回4失点完投で、チームの9回サヨナラ勝ちを呼び込みました。

「自分ではそんな感じはなかった。外角に抜ける球が多かったので……。まだまだ制球が甘かった」

スタンドから見ていたロッテの永野吉成チーフスカウト(50歳)も高評価です。

「高校生の左腕としては、抜けている存在。胸の張りがスピードの秘密でしょう。これからもマークしていきますよ」

決勝は、西日本短大付に5-1で準優勝に終わったものの、宮城大弥投手は9回を投げて被安打6も奪三振14、与四死球4の力投でした。

興南の2019年チームは、甲子園経験者も多く、同じく第1シードの沖縄水産とともに2強との評判が高いです。

宮城大弥投手にとっては1年の夏から経験している夏の甲子園の3連続出場が懸かっています。

10人の大家族、両手投げだった宮城大弥

宮城大弥投手は、沖縄県宜野湾市生まれ。

ご両親に関しては、詳細が明らかになっていませんが、スポーツに力を入れている家庭ではないかとの説があります。両親、兄3人、姉3人、妹に自分の総勢10人の大家族。

自分の上に兄姉が6人いるので、単純計算でも長子は24歳以上です。逆算して、お父さんは44~54歳ぐらいの人でしょう。お母さんは3歳下として41~51歳ぐらいでしょうか。

ご両親のお仕事は分かりませんでしたが、子ども8人を育て、宮城大弥投手をポニーリーグのチームに入れて、私立高校に進学させるんですから、相当に裕福な家庭なのではないでしょうか。

沖縄は比較的早婚、多産の家庭が多いそうですが、10人家族はやはり珍しいとか。

大家族で育った宮城大弥投手は独立心が旺盛なのか、4歳のときに「野球をしている音が聞こえた」ことがきっかけ野球を始め、小学4年生しかいない志真志ドラゴンズに入部。志真志小時代を通じて、軟式の志真志ドラゴンズでプレー。

宮城大弥投手は子どもの頃、実は両手利きだったらしく、小3までは内野手に就くときは右投げで、投手のときは左で投げていました。

小4で背番号「1」を付け、投手専門になりました。ところが、小学6年になって投げ過ぎで、左肘(ひじ)を剥離(はくり)骨折。

投手をあきらめ、以後、内野手としてプレーし続けました。

嘉数中学校に入ると、宜野湾ポニーズに所属。今度は、右投げの外野手として、プレーしました。

ところが、中学2年のとき、投手への転向指令。

左肘が治っているかどうか、試しに投げてみたら、完治していました。

それで、以後、左投手になりました。元々、左利きとはいえ、すごいエピソードですよねえ。

知り合いの元強豪校の高校球児に尋ねたら、スイッチピッチャーなんて聞いたことがないって(笑)。

左利きの人は、筆やお箸(はし)を右で使う練習をするので、両手利きになる人が多いですが、それでも宮城大弥投手は度外れて、器用ですよね。器用なうえに、運動神経もいいのだと思います。

福岡ソフトバンクホークスの左腕、島袋洋奨(しまぶくろ・ようすけ)投手(26歳)は、志真志小、志真志ドラゴンズ、嘉数中、興南と、直系の先輩ですね。

中学3年時に侍ジャパンU15代表に選ばれ、横浜高の及川雅貴投手、愛工大名電の稲生賢二外野手と出会っています。以後、及川雅貴投手とは連絡を取り合い、刺激し合い続ける仲です。

U15日本代表は2016年7月に福島県いわき市で行われたU15野球W杯に出場、キューバに次ぐ準優勝に輝いています。

2016年12月、第6回全日本コルトリーグ中学野球選手権大会(沖縄県石垣市、参加8チーム)で、宮城大弥投手がエースで4番を務める宜野湾ポニーズが優勝。

興南高校では、1年春からベンチ入り、1年夏からエース。

2017年夏の沖縄大会全6試合に背番号「11」で登板し、防御率0.40の安定した投球で2年ぶりに優勝を成し遂げ、興南を甲子園に導きました。

甲子園での初戦、1回戦の智弁和歌山(和歌山)戦で、宮城大弥投手は先発。3回裏にチームが6点を取るものの、4回表に2失点。

さらに5回表、宮城大弥投手は1死も取れずに2ランを浴びて無念の降板、チームも6-9と敗退しました。宮城大弥投手は4回を投げて4失点、被安打8、与四死球3、奪三振2と散々な内容でした。

2019年夏の甲子園、初戦の1回戦、土浦日大(茨城)戦。先発を譲ったものの、宮城大弥投手は、8回表無死満塁のピンチに救援登板。143キロをマークした速球でピンチを切り抜けて、チームを勝利に導きました。


続く2回戦の木更津総合(千葉)戦。再び先発を譲り、5回1死からリリーフに登板した宮城大弥投手は打ち込まれます。トータルで3回3分の2を投げ3失点、被安打5、与四死球4、奪三振1と精彩を欠く投球でした。

とまあ、沖縄県や九州では通用しても全国では打ち込まれるというパターンです。

理由は、簡単です。宮城大弥投手は、左腕から繰り出す直球は超一流ですが、変化球は一流とは言えません。

このため、全国レベルの相手では、直球を見極められ、変化球を狙い打ちされるんですね。

さらに、3回を超えて、球速が落ちてくると、勝負球の直球も打ち頃になってしまいます。

このため、どれだけスタミナを付けて、3回以降に球速を落とさないか。変化球のキレを上げるかが、カギになってきます。

この点、宮城大弥投手は2018年オフからのトレーニングで徹底的に鍛え上げているので、甲子園でどこまで通用するか、見ものですよね。

ソフトバンクが意中も、西・ロ・巨・横が指名へ

宮城大弥投手には、プロ球団からの熱い視線が寄せられています。

メディアの報道や、各スカウトの動向から、ドラフト会議で指名の可能性があるのは、次の4球団です。

西武
渡辺久信GM(53歳)「球のキレ、制球、リズムもいい。1年夏の甲子園で見てから、順調に伸びている。上位候補の可能性はある」

ロッテ
永野吉成チーフスカウト(50歳)「高校生の左腕としては、抜けている存在。胸の張りがスピードの秘密でしょう。これからもマークしていきますよ」

巨人
長谷川国利スカウト部長(57歳)「打者に向かっていく姿勢がいい。田口(麗斗〈かずと〉投手、23歳)の高校(広島新庄)時代より馬力がある」

横浜

意外にも、地元のソフトバンクの関心が、いま一つですよね。

そのソフトバンクが、宮城大弥投手の意中のプロ球団です。

宮城大弥投手本人は、一言も漏らしてはいませんが、常識的に推測できます。

まず、憧れの島袋洋奨投手が在籍していること。島袋洋奨投手は、宮城大弥投手にとって子どもの頃からの目標であり、憧れの人、郷土の英雄でした。

4歳で志真志ドラゴンズに入ったのも島袋洋奨投手の影響。志真志小学校、嘉数中学校、興南高等学校と、宮城大弥投手は島袋洋奨投手と同じ道をたどっています。

中学時代こそ、島袋洋奨投手は嘉数中学校の軟式野球部に入りましたが、宮城大弥投手は練習環境を求めて宜野湾ポニーズを選びました。

でも、琉球トルネードと言われる独特の投球フォームと言い、宮城大弥投手が、島袋洋奨投手に強い影響を受けているのは自明の理です。

なので、プロに進むに当たり、宮城大弥投手は、やはり島袋洋奨投手のいるソフトバンクがいいなあと思っているに違いありません。

しかし、ソフトバンクが冷淡で、西武、ロッテ、巨人、横浜の4球団が高評価と言っても、宮城大弥投手は現在のところ、ドラフト1位で指名されるほどの選手ではありません。
ドラフトの流れ次第では、5球団以外の球団に抜き打ちで指名されることもあり得ます。

逆に言えば、2019年夏の甲子園での活躍次第では、各球団の動向も大きく変わる余地はあります。

もしも、夏の甲子園で優勝したら、各球団は1位指名候補にリストアップするでしょう。
そのためにも、宮城大弥投手は何が何でも、甲子園切符をつかみ取らなければなりません。

頑張れ、興南! 頑張れ、宮城大弥投手!

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