拉致被害者の田中実さん生きてた!横田めぐみさん生存の可能性は?












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北朝鮮が日本政府との水面下の接触で、拉致被害者の田中実さん(失跡当時28歳)が、北朝鮮の平壌で、結婚して妻子と生活していると伝えてきました。他にも拉致の可能性を排除できない金田龍光(かねだ・たつみつ)さん(失跡当時26歳)も妻子と共に生活していると伝達してきました。

「拉致問題は解決済み」「北朝鮮に日本人拉致被害者はもう存在しない」と主張してきた北朝鮮。北朝鮮の説明はやっぱり、ウソでした。いったい、何が起こっているのか? 真相はどうなのか? 緊急リサーチです。

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北朝鮮「拉致被害者はいない」はウソだった

やっぱり、ウソをついていた!

「拉致被害者は、もはや北朝鮮に存在しない」と繰り返し、日本側に説明してきた北朝鮮のウソがはがれました。

北朝鮮は、このほど、日本政府との水面下の接触で、

1978年6月6日、ヨーロッパで、北朝鮮の工作員とするために拉致された田中実さん(当時28歳)が、北朝鮮の平壌で、結婚して妻子と暮らしていると伝えてきました。

2月15日、日本政府が明らかにしました。

また、北朝鮮は、拉致被害者と認定されていない金田龍光さんも、平壌で結婚して、妻子と共に暮らしていると伝えてきました。

本当に衝撃的です。

北朝鮮は、今まで「拉致被害者は、もはや北朝鮮国内には存在しない。拉致問題は解決済み」と強弁していたでしょうが。

それなのに、やっぱり北朝鮮の説明は、ウソでした。

ウソにウソを重ねて、どれだけ、拉致被害者のご家族の気持ちを、もてあそんできたのか。

正直、人間として怒りを感じます。

共に工作員の営むラーメン店に就職、消息不明に

神戸市出身の田中実さん(当時28歳)は、神戸市内のラーメン店で働いていましたが、1978年6月6日、成田空港からウィーンに向けて出国し、そのまま消息不明になりました。

日本政府は、2002年10月の日朝国交正常化交渉の際に、田中実さんの安否確認を要求していましたが、北朝鮮は「入国が確認できない」と返答していたんです。

ところが、2月に入って、日本政府にコッソリ、

「田中実さんは結婚して、平壌で妻子と共に暮らしています」

と伝えてきたんです。

他にも、拉致被害の疑いのある韓国籍の金田龍光さん(当時26歳)は、田中実さんと同じ育児施設で育ちました。

金田龍光さんは1977年ごろ、田中実さんの拉致実行犯、北朝鮮の工作員・韓竜大容疑者の経営するラーメン店〈来大〉に就職しました。

金田龍光さんは1978年、田中実さんを韓竜大容疑者に紹介し〈来大〉で、共にともに働きました。

同じ年の1978年、韓竜大容疑者は、田中実さんをオーストリア・ウィーンへの旅行に誘い出しました。

その後、田中実さんは行方不明になりました。

しかし、金田龍光さんは半年後、田中実さんが差出人になっているオーストリアからの国際郵便を受け取りました。

それには、こう書かれていました。

「オーストリアはいいところであり、仕事もあるので、こちらに来ないか」

田中実さんの誘いを受け、金田龍光さんは、打ち合わせと称して、東京に向かいましたが以後、一切の連絡が途絶え、行方不明となりました。

金田龍光さんからの連絡が途絶えたことを不思議に思った友人らが、韓竜大容疑者に再三説明を求めましたが、韓竜大容疑者は「知らない」と繰り返すばかりです。

その後、失踪(しっそう)した2人の関係者らの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まりました。

韓竜大容疑者は「ヤバイ人間」とされて、誰も近づく者はいませんでした。

「救う会兵庫」は2002年10月に韓竜大、2003年7月に、共犯者・曹廷楽容疑者についての告発状を兵庫県警に提出して、現在に至っています。

今後、日本政府は平壌に人を送って、2人に帰国の意思があるかどうかを、確認することになるでしょう。

横田めぐみさん死亡説も覆るか

北朝鮮のこれまでの説明が崩れたとなると、浮上してくるのが、拉致被害者・横田めぐみさん(失跡当時13歳)の安否です。

横田めぐみさんは42年前の1977年11月15日、新潟市の自宅前で、下校中に失跡。新潟県警は当初、誘拐事件と見て捜査しましたが、何の手掛かりも得られませんでした。

2002年9月17日、小泉純一郎元首相と故・金正日総書記の日朝首脳会談が平壌で行われました。

その時、北朝鮮は

「横田めぐみさんは1993年3月(後に1994年4月に訂正)、入院先の病院で自殺した」

と説明しました。

さらに、梅本和義・駐英公使が、横田めぐみさんの娘とされているキム・ヘギョンさんに面会しました。

その後、持ち帰ったキム・ヘギョンさんの血液と、横田めぐみさんの両親の血液、横田めぐみさんのへその緒をDNA鑑定した結果、横田めぐみさんとキム・ヘギョンさんの血縁関係が証明されました。

しかし、2004年11月に平壌で行われた日朝実務者協議で、横田めぐみさんの夫だったという男性が“横田めぐみさんの遺骨”を出してきましたが、日本側のDNA鑑定により偽物だと判明しています。

一説には、横田めぐみさんは、北朝鮮の秘密を知りすぎているために、その存在を隠されているではないかと見られています。

金正恩委員長(35歳)の母・高英姫(1952~2004、享年52)は、大阪生まれの在日朝鮮人でした。

1964年生まれ、生きていれば現在54歳の横田めぐみさんは、高英姫に請われて、金正恩の養育係になったのではないかと見る人もいます。

当然ですが、日本生まれ、育ちの高英姫は日本語が母語で、日本語で思考します。

12歳下の横田めぐみさんは、高英姫にとって格好の話し相手になったのではないでしょうか。

1984年1月生まれと目されている金正恩が生まれた当時、横田めぐみさんは、ちょうど20歳でした。

北朝鮮側の説明では、横田めぐみさんは1986年に結婚し、87年にキム・ヘギョンさんを産んだとされています。

つまり、乳児だった金正恩がいちばん手間がかかる頃、横田めぐみさんは、育児を手伝ったのではないでしょうか。

2歳になった金正恩が手がかからなくなった頃、退職して結婚が許されたと見ることもできます。

逆に、横田めぐみさんは金正日、高英姫、金正恩の家庭生活を知りすぎているので、日本への帰国は到底、認められないとも考えられます。

いずれにせよ、今回、北朝鮮のこれまでの主張が崩れたのですから、横田めぐみさんの生存の可能性はかなりあると思われます。

日本政府は再度、外交チャンネルを通じて、横田めぐみさんの情報を求めていってほしいと思います。

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