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2020年東京五輪女子競泳の絶対的エース、池江璃花子(いけえ・りかこ)選手(18歳)を突如、襲った白血病。メダル確実とまで見られていた天才スイマーは、母の支えを受けて、凄絶(せいぜつ)な闘病生活に入ろうとしています。
果たして、池江璃花子選手は生還できるのか、競技生活には戻ってこられるのか。緊急リサーチです。
2018年アジア大会で日本選手最多の6冠
氏名:池江璃花子(いけえ・りかこ)
生年月日:2000年7月4日(18歳)
出生地:東京都江戸川区
家族:父・俊博(としひろ)さん(53歳)、母・美由紀さん、長女(25歳)、長男・毅隼(たけはや)さん(21歳、早稲田大学スポーツ科学部3年、早稲田大学水泳部)
学歴:江戸川区立西小岩(にしこいわ)小学校卒業、江戸川区立小岩第四中学校卒業、私立淑徳巣鴨(しゅくとくすがも)高等学校(偏差値56~66)3年在学中、日本大学スポーツ科学部(偏差値50~55)進学予定
所属クラブ:東京ドルフィンクラブ江戸川スイミングスクール→ルネサンス亀戸(かめいど)→ルネサンス
コーチ:村上二美也(58歳)→三木二郎(35歳)
身長:171センチ
体重:60キロ、
足サイズ:26.5センチ
腕リーチ:186センチ
握力:38キロ
友人:今井月(いまい・るな、18歳)=リオ五輪女子200メートル個人メドレー代表、樋口新葉(ひぐち・わかば、18歳)=2018年世界フィギュアスケート選手権2位、平野美宇(ひらの・みう、18歳)=2018年世界卓球選手権女子団体銀
日本競泳界の女子エース、池江璃花子選手が2月12日午後2時、Twitterで白血病を告白すると、日本中に衝撃が走りました。
池江璃花子選手は、2015年世界水泳選手権(ロシア・カザン)のリレーに選出され、春口沙緒里選手以来14年ぶりに中学生で日本代表入りを果たしました。
100メートルバタフライを得意にしており、2016年リオ五輪では予選、準決勝、決勝の3回にわたって、日本記録を更新しました。結果は5位と、メダルこそ逃しましたが、日本女子として初の56秒台に突入する大記録を打ち立てました。
また2018年アジア大会(ジャカルタ)では、50メートル自由形、100メートル自由形、50メートルバタフライ、100メートルバタフライ、400メートルフリーリレー、400メートルメドレーリレーで日本選手として最多の6冠を達成。MVP(最優秀選手)にも選ばれていました。
2020年東京五輪では、アジア大会で金の6種目に加え、800メートルフリーリレー、混合400メートルメドレーリレーの2種目に出場する予定でした。
池江璃花子選手は、いったい何個の金メダルを取るのか、世界中から熱い注目を浴びていました。
それなのに、突然の病魔です。
祖母は声を震わせ「信じられない」
告白の直前に打ち明けられた祖母(80歳)は、声を震わせて、
「突然、病気だと聞かせられて、とにかく信じられませんでした。
オーストラリア合宿の前、1月2日に家族全員が、ウチに集まってくれました。孫も5人が来てくれて、わいわい騒いでくれました。(池江璃花子選手が)アジア大会のメダルを持ってきてくれたので、家族全員で代わる代わる掛けたりしましたね。
そのときは、すごく元気で『これから、オーストラリアで合宿だ』って。病気だなんて微塵(みじん)も感じさせませんでした。
水泳なんてやんなくていいから、とにかく長生きして、私より先に逝っちゃうなんて、嫌だから、とにかく長生きしてほしいです。生きてさえいれば、私は……。生きてください。私が死ぬ前に死んでほしくない。私だって80歳なんだから」
池江璃花子選手の異変は2018年秋から
だが、実は正月におばあさんに会う前の2018年暮れから、池江璃花子選手は身体の異変に気付いていました。
12月24日 米合宿から帰国「だるさを感じる」
1月13日 2019年初レースの三菱養和スプリント「ビックリするぐらい遅い」
1月18日 オーストラリア・ゴールドコースト合宿(2月10日まで)に出発
2月4日 異変、日本人医師のいる現地の病院で血液検査
2月8日 緊急帰国して検査、白血病と診断され即日入院
2月12日 Twitterで白血病を公表
関係者は、2018年の秋には身体の異常を感じていたと打ち明けます。
「身体が重く、疲れが取れなくなって、思うような泳ぎができなくなっていました。
感情的になり、練習中にいきなり泣き出すことも続いていました。
しかし、こういうときこそ自分を追い込むタイプで、12月の米アリゾナ州フラッグスタッフの高地合宿に参加。
帰国後には『これだけ練習しても、体力と気力が上がってこないなんて、初めて』と弱音を漏らしていました。
努力の虫の池江璃花子選手が、こんな弱音を吐くなんて、相当にしんどかったのでしょうね」
2月12日午後4時から行われた日本水連の記者会見では、
「早期発見で、本人は前向き」
と伝えられましたが、急性か慢性か、骨髄性かリンパ性かは、今後の診断を待つとして、明かされませんでした。
渡辺謙ら各界から応援メッセージ
一方で、俳優・渡辺謙さん(59歳)はすかさず、応援メッセージをツイート。
#池江璃花子、さんのニュースを目にしました。僕も同じ病気を経験しました。何故今自分がと絶望感に苛まれているのではないかと思います。どんな状況かは分かりませんが、今の医学を信じ、自分の生命力を信じ、前を向いて焦らずにしっかり治療に専念して下さい。祈っています。
— 渡辺謙 (@harryken311) 2019年2月12日
また、3年前に白血病と診断され、2年半の闘病生活を経て復帰したサッカーJ2のアルビレックス新潟に所属する早川史哉選手(25歳)は、
池江璃花子選手の今回の報道に対して僕の想いを公式サイトに載せています。池江選手のペースでじっくりと前に向かって進んでほしいです。彼女の戦いに大きな優しさと温かさをもって寄り添ってください。 https://t.co/wwF3b7EKJr
— 早川 史哉 / FUMIYA HAYAKAWA (@paya238) 2019年2月12日
母・美由紀さんがサポートに専念
池江璃花子選手の治療ですが、一般に3カ月~5カ月は必要とされています。
両親が離婚している池江璃花子選手は、おそらくは、母・美由紀さんと二人三脚で闘病生活を送ってゆくことになるでしょう。
幼児教育の七田(しちだ)式から発したEQWELチャイルドアカデミー本八幡(ほんやわた)教室代表を務める美由紀さん。
池江璃花子選手が幼少の頃から褒めて褒めて褒め続けて、慈しみ育ててきた人です。
大嫌いな言葉が「できない」。
今後は講演活動などをキャンセルし、池江璃花子選手の治療を第一にサポートに専念してゆく予定です。
当初は、ショックを受けたお姉さん、兄・毅隼さんも、すでに気持ちを切り替えて、大切な妹さんを守ってゆくと結束しています。
現在、無菌室ではなく、一般病室に入院している池江璃花子選手。
2020年7月25日(土)に開幕する東京五輪の競泳日程。
1日目は、池江璃花子選手が最も得意とする100メートルバタフライの予選が始まります。決勝は7月27日です。
その夢舞台に上がるためには、まず、五輪選考会となる、2020年4月の水泳日本選手権に臨まなければなりません。
奇跡を目指して、頑張れ、池江璃花子選手! 私たちは心から応援しています。
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