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メジャーリーグの新人王が11月12日(日本時間13日)に発表され、アメリカン・リーグは投打二刀流のエンゼルスの大谷翔平選手(24歳)が選ばれました。日本人選手の受賞は、1995年の野茂英雄(ドジャース)、2000年の佐々木主浩(マリナーズ)、2001年のイチロー(マリナーズ)以来、17年ぶり4人目の栄光です。
全米に大旋風を巻き起こした大谷翔平選手。しかし、そんな偉業の栄光の陰で、10月に手術した右肘(ひじ)のリハビリが難航しているんです。もしかしたら、もう二度と投手としては復帰できないかもしれません。大谷翔平選手の苦悩の現在を、緊急リサーチしました。
記者投票で圧勝、4人目の日本人新人王に
過去に、たった3人しかいない、アメリカの国技「野球」のメジャーリーグの日本人新人王。
新人王は、正式には最優秀新人選手賞(Rookie of the Year Award)と言って、全米野球記者協会に所属する記者たちの投票で決まります。
投票権を持つのは各チーム担当の記者2人以内、15球団の合計で30人だけです。30人の記者が1位から3位までを選びます。
1位は5点、2位は3点、3位は1点となり、総得点が最も高い選手が、その年の新人王となります。
今回、大谷翔平選手は1位25票、2位4票で、総得点137でした。
対抗候補と見なされていたミゲル・アンドゥハー三塁手(ヤンキース)は1位5票、2位20票、3位4票の総得点89で終わり、大谷翔平選手の圧勝でした。
それだけ、大谷翔平選手は、全米から注目されてたんですね。
右肘靱帯の損傷2回、再建手術もリハビリ難航
しかし、そんな大谷翔平選手がビッグな栄光の陰で抱えているのが右肘の“爆弾”故障問題です。
始まりは、6月。右肘内側(ないそく)側副靱帯(そくふくじんたい)の傷が見つかり、大谷翔平選手は故障者リストに入りました。
しかし、1カ月で打者として復帰。
9月には、再び投手として試合に出場しましたが、新たな右肘の靱帯の損傷が発覚し、以来、打者としての出場に専念していました。
手術するか否か、去就が取り持たれていたさなか、大谷翔平選手は10月1日、ついに右肘の靱帯の再建手術(通称トミー・ジョン手術)に踏み切りました。
事後報告となったメディアに対し、5週間後、エンゼルスは、手術後の大谷翔平選手について、発表しました。
「術後の経過は良好。(リハビリも)一般的な患者と比べて、可動域が広くなっている」
ホッと胸をなで下ろされた方も多いでしょうが、実は、エンゼルスの公式発表ほど、大谷翔平選手の経過は、良くないと囁(ささや)かれています。
大谷翔平選手に近い筋が、こんな風に話しています。
「手術は成功したものの、実は、リハビリが難航しています。大谷翔平選手は11月中に帰国する予定だったのですが、球団の医師から帰国を禁止されています」
え、それって、大ごとでは!?
「今後、日本に帰れるかどうかは、ドクターの判断次第ですが、それだけ予断を許さない状態だと言えます」
大谷翔平選手と言えば、11月4日(日)にNHKスペシャル「メジャーリーガー 大谷翔平 自ら語る 挑戦の1年」が放送されたばかり。
ご覧になられた方も多いと思うんですが、インタビューや取材も、ロサンゼルスだけで行われていました。本当だったら、NHKは帰国する大谷翔平選手を撮りたかったはずですよね。
つまり、それだけ状態が悪いってことです。
果たして、二刀流の大谷翔平選手は、投手として復活できるのでしょうか。
1年前、大谷翔平選手の異変を発見
実は、6月の右肘靱帯の損傷が見つかった以前から、大谷翔平選手の異変を感知していた人物がいます。
北海道日本ハムファイターズのチームドクター、同愛記念病院(東京都墨田区)の土屋正光・名誉院長(76歳)です。
ファイターズに入団以来、ずっと大谷翔平選手を見てきた土屋正光院長は2017年11月、MRI(磁気共鳴画像装置)で、大谷翔平選手の右肘を撮って、小さな傷を発見していたんです。
「ほかの医師たちと違って、ずっと大谷翔平選手を見続けてきた私は、右肘にグレード1の小さな損傷を見つけることができました」
土屋正光院長は、大谷翔平選手に、こう伝えました。
「すぐには影響がないが、酷使すると靱帯の機能不全が起こる可能性がある」
そのことで、大谷翔平選手は、すごく気にして、入団前から土屋正光院長に相談を持ち掛けてきました。
「問題があるって言うのは、土屋先生だけですが、本当にダメなんですか」
しかし、土屋正光院長の危惧(きぐ)通り、大谷翔平選手は、2000年に就任してから18年間も監督を続けている、退任崖っぷちのマイク・ソーシア監督(59歳)の酷使に遭いました。
ソーシア監督にすれば、大谷翔平選手が故障しようがどうしようが、自分の首をつなぐために、投打二刀流の大谷翔平選手を使い倒しいたんでしょうがね。
大谷翔平選手を酷使して、開幕16試合を12勝3敗で乗り切ったものの、けが人続出で、シーズンを終わってみれば、80勝82敗で終了。
自分は、お約束通りの退任。ほんと、迷惑なオッサン(怒)。
後任には、アストロズなどで捕手を務めたブラッド・オースマス監督(49歳)が決まりましたが、現地には微妙な空気が流れています。
大谷翔平選手は、大事な大事な右肘を手術して、必死に情報収集をしています。
日本の土屋正光院長にも、本当はセカンドオピニオンを求めたかったんです。
でも、アメリカの執刀医からすれば、そんなことをされたら面白くないですよね。
そのため、大谷翔平選手が、元チームドクターの土屋正光院長に相談することはありませんでした。
ひたむきな大谷翔平は、必ず復活する
そんな土屋正光院長ですが、もしも大谷翔平選手にセカンドオピニオンを求められたら、こんな風に答えたかったんです。
「手術は100パーセント、成功するわけではありません。1年待ってから、手術に踏み切っても、よかったと思います」
しかし、たとえ手術に成功したとしても、翌年は投げられません。そのことを見越して、土屋正光院長は、語ります。
「翌年は投げられなくても、翌々年に投げられる可能性に賭(か)けたのでしょう。最終的には、本人が納得して決めるべきです」
土屋正光院長の見立て通り、大谷翔平選手は2019年シーズンは打者として専念し、投手は休業すると宣言しています。
そんな大谷翔平選手に、土屋正光院長はエールを送ります。
「大谷翔平選手は、決して弱音を吐かない好青年。筋肉が柔らかく、関節も柔軟、栄養にも気を使っています。だから、2019年は打者として活躍するはず。大谷選手のひたむきさがあれば、必ず二刀流に復活してくれます」
元主治医のお墨付きを得た大谷翔平選手。
右肘の故障なんかに負ける男じゃありません。
必ず必ず、絶対に投手としても復活すると、信じています。
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