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朝ドラ「あまちゃん」で国民的人気を得ていた女優「のん」さん(25歳、本名・能年玲奈)が10月上旬、古巣の芸能プロダクション〈レプロエンタテインメント〉に直接、足を運び、謝罪を申し入れたとの報道がありました。
能年玲奈さんの心変わりの理由や、出演を目指していると報じられた2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」に出演はできるのか、〈レプロ〉は謝罪を受け入れるのか、緊急リサーチしてみました。
スキップして〈レプロ〉へ、帰りには手を上げる
まずは、事実関係を整理してみます。
報道によると、10月上旬、能年玲奈さんは、支援者である敏腕経営者Fさんに付き添われ、古巣〈レプロ〉のあるJR東急目黒ビルを訪れました。
黒塗りのハイヤーがビルに止まり、運転手にエスコートされて出て来た能年玲奈さんの写真が報じられています。
能年玲奈さんは、ゆったりとしたワンピース、キャップをかぶって、1つくくりにした髪を後ろに出しています。
ラウンド型の眼鏡を掛けていますね。足元はスニーカーで、くるぶしから、ソックスがのぞくように穿(は)いています。
そのあと、ピョンピョンとスキップしてビルに入ってゆきました。
ハイヤーの反対側からは、白髪の男性が降りてきました。ジーンズに黒っぽいTシャツ、同色のジャケットを羽織っています。
以下にも、業界人といった雰囲気の男性ですね。
この男性が、今の能年玲奈さんのマネジメントを手がけているFさんです。
Fさんは元々、映画配給会社に勤めていましたが独立、現在ではブランドコンサルやタレントマネジメント、出版も手がけています。
2016年からは、能年玲奈さんの個人事務所〈non〉と提携し、能年玲奈さんのマネジメントを手がけています。
そんな2人はエレベーターに乗り込み、16階にある〈レプロ〉に向かいました。
1時間半後、話し合いを終えた2人は出て来ました。
能年玲奈さんは上機嫌で、笑みを浮かべて、カメラに向かって「よっ」と左手を上げています。
表情から見て、話し合いは“収穫”があったみたいですね。
FRIDAY読んだ。あるのはのんさんがレ社から手を振って明るく出てきたという状況証拠のみ。レ社との和解もいだてん出演の話も憶測の域を出ず、糠喜びしたり過剰反応することなく公式発表を待ちたい。「のんから騒動の詫びを入れる形で」云々の下りはレのイメージ回復の情報操作にF誌が乗った感が強く。 pic.twitter.com/BjVJNo1reW
— サリーちゃんのパパ(さらにいくつものらん)📎 (@tg2sjsh0nzb19Vm) 2018年10月18日
月給5万円、事務所の掃除当番、食事はパスタのみ
次に、これまでの経緯を振り返ってみたいと思います。
能年玲奈さんと言えば、2013年度上半期のNHK朝ドラ「あまちゃん」の主役として一躍、スターダムを駆け上り、国民的人気を得た女優さんです。
ところが、高校時代から能年玲奈さんを指導してきた“心の師”、演出家・滝沢充子さん(56歳)に心酔したことが原因で、深刻な対立になりました。
能年玲奈さんは洗脳されていると報じられたり、同居もしているとの報道もありました。
また〈レプロ〉側でも、いろんな報道が飛び出しました。
マネジャーと揉めた能年玲奈さんに〈レプロ〉の本間憲(ほんま・たかし)社長(57歳)は、能年玲奈さんだけを一方的に糾弾。
罰として、朝ドラ撮影のため、平均睡眠3時間なのに事務所の掃除当番を能年玲奈さん1人にやらせました。
マネジャーがコロコロ代わるので、その度に現場でトラブルを起こし、能年玲奈さんが関係者に頭を下げたりしたんです。
当時、能年玲奈さんの月給は5万円(水道光熱費込み)、紙カーテン、机は段ボール、食べ物は、パスタのみなどとも報じられました。
〈レプロ〉もブラック疑惑のある事務所ですよね。
そう言えば、能年玲奈さんのほかにも、女優・清水富美加さん(23歳)が2017年、やはり〈レプロ〉との角質が原因で〈幸福の科学〉に出家したこともありましたね。
また漫画家の西原理恵子さん(53歳)から、枕営業疑惑を漫画に描かれたこともあります。
西原理恵子は否定してたけどレプロの社長っぽいよね。清水富美加と似てるし。怖い怖い。 pic.twitter.com/AHUMzKiFY4
— ♡riria♡ (@_____riria) 2018年3月3日
まあ、そんなこんなで、せっかく能年玲奈さんという逸材を得たのに、それを手放した〈レプロ〉は評判を落とし、お互いに「ウィン・ウィン」の逆の「ルーズ・ルーズ」の関係になってしまったんです。
CDデビュー、中国でCM、仕事は好調の能年玲奈
ゴタゴタの渦中で、仕事もなくなり、このまま芸能界を引退かと思われていた能年玲奈さんですが、実は、最近になって、上げ潮になってきているんです。
2017年11月には「スーパヒーローになりたい」でCDデビュー。さらに2018年5月にはファーストアルバム「スーパーヒーローズ」をリリース。
また、2018年9月には、香港メンソレータム社の「肌ラボ」のキャンペーンキャラクターに起用され、中国全土に向けて広告が発信されているんです。
このタイミングでの、和解申し入れだったわけですね。
つまり、能年玲奈さんにタレントとしての価値が増してきて、ある程度の発言力が確保されたので、古巣〈レプロ〉と手打ちができないかと話し合いを持ったのですね。
背景には〈レプロ〉との契約が打ち切りになってから、何と本名の能年玲奈という名前が使えなくなったことがあります。
一般人には理解できないんですが、女優・能年玲奈にとって「能年玲奈」は本名ではなくて、芸名だという立場なんですね、〈レプロ〉側は。
〈レプロ〉側としては、それだけの費用を投下したので、もしも独立するなら別の芸名でやってくれという話になりました。
それで、やむなく能年玲奈さんは「のん」という芸名にしたんです。
ところが「のん」の芸名は完全に失敗でした。少なくとも、わたしはそう思います。
というのは「のん」って名前は、ネットで検索しづらいんです。
そりゃ「のん」とググれば、きちんとウィキペディアのサイトに行き着きますよ。
でも「のん ブランド」だと全くヒットしません。
私服の可愛い能年玲奈さんの愛用ブランドが分からないんです。
それと本人自身も、やっぱり自分の本名に愛着があるでしょうしね。
だいたい、自分の本名を名乗れないなんて、おかしいですよ。そう思いませんか。
そんなこんなを一遍に解決するには、やはり〈レプロ〉との和解が一番の早道だった。
そう考えて、能年玲奈さんは今回の話し合いに臨んだんだと思います。
「あまちゃん」プロデューサー、大河に起用へ
それに加えて、2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演して、NHK復帰を果たすというプランが進行中なんです。
2020年東京五輪の前年に、五輪を盛り上げようと、NHKはかなり力を入れています。
脚本は、すでに工藤官九郞さん(48歳)が内定しています。
スタッフも「あまちゃん」を手がけた人たちが勢揃い、まさに「チームあまちゃん」です。
さらに、制作陣を束ねるのが、NHKの大物プロデューサー来覇圭(くるべ・けい)さん(51歳)。朝ドラ「オードリー」「まんてん」「あまちゃん」を手がけたプロデューサーですね。
その来覇圭さんが、能年玲奈さんにご執心なんです。大河ドラマ「いだてん」のサプライズとして、能年玲奈をぜひ起用してみたいんですって。
来覇圭さんが構想しているのは、1936年ベルリン五輪編で、水泳金メダリストの故・前畑秀子さん役です。
3部構成の大河で、中盤の目玉として、能年玲奈さんを据えたい考えです。
〈レプロ〉としても、来覇圭プロデューサーとは今後も良好な関係を続けてゆきたいはず。
能年玲奈さん、NHK、〈レプロ〉の3者にとって、手打ちはまさに「ウィン・ウィン」への第一歩です。
なので、わたしは能年玲奈さんと〈レプロ〉の和解は成ると思います。
おそらく大河ドラマにも出演、NHK復帰が決まるでしょう。
逆に、ダメな理由はありません。過去の感情的なしこりはあるでしょうが、ビジネスである以上、利益やメリットが優先されるはずです。
国民的女優が再び脚光を浴び、天性の名演技が見られる日は近いはずです。
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