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全米オープンテニス優勝で一躍スターになった大坂なおみ選手(20歳)。9月9日“絶対女王”セリーナ・ウィリアムズ選手(36歳)を6-2、6-4で打ち破る大金星に、日本中が沸き立ちましたよね。
でも、その割に、大坂なおみ選手のご両親は、どんな方たちで、どこで出会ったのか、マスコミはなかなか報じてくれません。それと大坂なおみ選手の使用ラケットは本当に市販品で、値段はいくらなの? 気になる情報をあなたに代わってリサーチしてみました。
全米オープンテニスは、アメリカ人にとって特別の大会
まずは、ちょっと遠回りになってしまいますが、全米オープンテニスとは、アメリカ人に、とりわけニューヨーカーにどういう意味を持つ大会なのかを、ちょこっと説明したいと思います。
テニスの4大大会とは、1月の全豪オープン、5~6月の全仏オープン、6~7月のウィンブルドン選手権、それに8~9月の全米オープンを指します。
4大大会のうち、アメリカで開催される大会は1つ、全米オープンだけです。
しかも、アメリカ人にとって全米オープンテニスが特別な大会であるのは、それだけじゃないんです。
全米オープンテニスは、アメリカ人にとって秋の訪れを告げる大会でもあるんですヨ。
というのも、蒸し暑かった夏が、全米オープンの時期になると、さっと引き、秋の気配が漂いはじめるからなんですね。
会場は、ニューヨーク市の北部にあるフラッシング・メドウズ・コロナ・パークという公園地区。その中の〈アーサー・アッシュ・スタジアム〉というコートをセンターコートにして、大会は行われます。
日本ではちょっと考えられないでしょうが、女子シングルスの決勝には、2万人以上の観客が押し寄せたんですよ。プロ野球の試合並みですよね。
ちなみに、同じ公園地区には、メジャーリーグのニューヨーク・メッツの本拠地シティ・フィールズもあります。
東京で言えば、神宮外苑といったところでしょうか。
しかも、大会の時期には、全米のメモリアルデー「9.11」同時多発テロの日が迫ってきます。
そんな事情もあって、観客が自国のセレーナ・ウィリアムズ選手を身びいきして、大坂なおみ選手に群集心理でブーイングをしてしまったとも考えられます。
秋の訪れと共に、愛国心を刺激される――全米オープンテニスとは、アメリカ人にとって、そういう大会なのだと、まず頭に入れてくださいね。
両親は駆け落ち、大阪で生まれる
そんなアメリカ人にとって特別の大会で、アメリカの“絶対女王”セリーナ・ウィリアムズ選手を打ち破って、優勝を遂げた大坂なおみ選手。
大坂なおみ選手の母・環(たまき)さんは、北海道の根室市出身です。
環さんの父、つまり大坂なおみ選手の祖父は、大坂鉄夫さん(73歳)は根室漁協の組合長です。
今更ながら、大坂ってお母さんの姓なんですね。
これには、ちょっとした理由があります。
大坂なおみ選手の父は、ハイチ出身のアメリカ人で、レオナルド・サン・フランソワと言うんですね。
レオナルドさんは、ハイチで生まれて、アメリカのニューヨーク大学を卒業後、日本に来て、札幌の英語学校で講師を務めます。
そのときに環さんと知り合い、交際するようになったんですね。
ところが、鉄夫さんは、環さんとレオナルドさんの結婚を認めません。
それどころか、環さんに別の男性とのお見合い結婚を勧めたんです。
両親の許しを得られなかった環さんは、レオナルドさんと駆け落ち同然で大阪に移り住んで、そこで姉まりさん、なおみ選手が生まれたんですね。
なので、レオナルドさんの姓フランソワは付かず、大坂なおみという戸籍名なんです。
駆け落ちしてからも10年以上にわたって、環さんは両親と断絶状態でした。
そんな祖父母と父母の和解を、大坂なおみ選手のテニスでの活躍が導いたわけなんですね。
This her and her family but that keep leading with that Japanese pic.twitter.com/OWcfzAAXwT
— passenger 57 (@DSteve) 2018年9月10日
「大阪生まれの大坂なおみ」渾身のギャグ
大阪で生まれた女の大坂なおみ選手。
鉄板の持ちネタ、渾身の一発ギャグが、
「大阪で生まれた人の名字は、みんな“オオサカ”なの」
2018年2月、マイアミ・オープンで、セレーナ・ウィリアムズ選手と初めて対戦したときも、大坂なおみ選手は、
「大阪生まれって本当なの?」
と聞かれて、緊張のあまり、小さい声でやっと答えたそうです(笑)
プロなのに、市販品を愛用する理由
大坂なおみ選手の使用ラケットは、ヨネックスの〈EZONE 98〉です。
〈EZONE 98〉は高校生でも使う市販品のラケットで、3万3000円(税別)です。
当初は、大坂なおみ選手のラケットは市販品と同じと報道されましたが、9月14日、ヨネックスは「市販品と同じではない」と説明を訂正しました。
ヨネックスによると、大坂なおみ選手の要望を入れて、市販品のラケットを調整して、フレーム重量やバランスポイントが約2パーセント違うんですって。
でも、たった2パーセントしか違わないんですよ。おそらく、大坂なおみ選手本人以外は、違いが分からないでしょうね。
ちなみに、ヨネックスによると、ストリング(ガット)は、市販品の〈POLYTOUR PRO 125〉と全く同じ物。
悪いけど、市販品とほぼ同じジャン!?
さらに、ウエアやシューズも、アディダスの市販品を使用しているんです。
プロなのに、特注品を使わず――それだけ、実力があるってことなんでしょうね。
東京五輪で金! 頑張れ、大坂なおみ
全米オープンテニス大会翌日には、大坂なおみ選手は恒例のエンパイアステートビルディングをバックにした記念写真撮影会に臨みました。
このときに、大坂なおみ選手が着ていた白ワンピは〈コムデギャルソン〉のもの。
また、6月のウィンブルドン選手権でのパーティーでも、阿部千登勢さんが起こした日本のブランド〈sacai(サカイ)〉のドレスを着ていました。
大坂なおみ選手、それだけ、母の国・日本への思い入れが深いんでしょうね。
コート上で時折、大坂なおみ選手が見せるひょこっとしたお辞儀。これは、母・環さんから教わった礼儀ですって。
She bowed down to the queen 😭😭😭 I CANT so much love for @Naomi_Osaka_ 🖤🖤🖤
— ROGER20SERENA23 (@King96Ali) 2017年10月11日
確かに、3歳でニューヨークに渡った大坂なおみ選手なのに、随所に日本人らしさが顔を出すんですね。それは勤勉さであったり、相手を思う心だったり。
さて、現在20歳の大坂なおみ選手は、日本とアメリカの二重国籍を持っています。
しかし、22歳になるまでに、どちらか1つを選択しなければなりません。
テニス選手としての登録は日本にしていますが、大坂なおみ選手は、やはり日本国籍を選ぶ決意を固めています。
大坂なおみ選手が22歳の決断を迫られる年に、くしくも2020年東京五輪が控えています。
もちろん、大坂なおみ選手は、日本代表として金メダルを狙っています。
そのためか、日本へのこだわりが強く、日本語の勉強も頑張って続けてるんですって。
頑張れ、大坂なおみ選手!
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