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甲子園球場で3月26日に行われた、春の選抜高校野球大会で、優勝候補の大阪桐蔭高校が、14-2で伊万里高校(佐賀県)に大勝し、初戦を突破しました。
2018年ドラフト候補の根尾昂(ねお・あきら)選手(17歳)は5番ショートで先発、タイムリー三塁打を打つなど、大活躍です。根尾昂選手の活躍ぶりや、最新ドラフト球団の予想などを緊急リポートです。
1回裏、左中間にタイムリー三塁打、4連打を呼び込む
いや、すごかったですねえ、大阪桐蔭高校。
打線爆発で、終わってみれば20安打で14得点。
レベルが断然違って、異次元の強さ。
相手の佐賀県の進学校、県立伊万里高校の選手たちが気の毒に見えるほどでした。
注目の根尾昂選手(3年)は、5番ショートとして先発。
練習試合も含めて、もはや大阪桐蔭高校の正遊撃手として、レギュラーの地位をガッチリつかんだみたいです。
まず、1回裏。
1番レフト宮崎仁斗(3年)がいきなり左に2塁打を放つと、後続の2番ライト青地斗舞(3年)がセンター前にタイムリーヒット。
あっという間に、先制点を挙げましたよ。
ところが、3番サード中川卓也(3年)、4番センター藤原恭大(3年)が倒れて、2死ランナー二塁の場面で、満を持して根尾昂選手が応援曲「かっせーパワプロ」にのって登場。
大阪桐蔭の根尾くんの応援歌🙈💗#高校野球 #大阪桐蔭 #応援歌 #根尾 クン#少しでもいいなと思ったらRT #この応援歌知ってる人RT pic.twitter.com/OOKkKzrC2b
— もえ❥⚾︎ (@KOUKOUYAKYU_MOE) 2017年11月22日
左打席の根尾昂選手は、外角のボールをコンパクトに逆らわず、レフト方向に流し打ち。二塁ランナー青地斗舞がホームに駆け込んで来て、2点目を挙げました。
この根尾昂選手の左中間の三塁打が呼び水になったように、6番ファースト石川瑞貴(3年)、7番セカンド山田健太(3年)、8番キャッチャー小泉航平(3年)が続き、2死にもかかわらず、怒濤(どとう)の4連打で、試合を決定づける5点を挙げました。
いやあ、伊万里高校の投手、エース山口修司くん(3年)が気の毒だったです。
だって、全然、アウトが取れる感じじゃないんですよ。
もはや、バッティング練習状態。
いや、シート打撃練習だって、あそこまで気持ちよく、カンカン打てる機会はめったにないでしょうね。
恐るべし、大阪桐蔭、根尾昂選手!
2回裏、2点タイムリー安打
打順よく、また1番・宮崎仁斗選手から始まった大阪桐蔭高校の攻撃。
宮崎仁斗選手は、1回裏と同じくいきなり2塁打です。
2番・青地斗舞選手がライトフライに倒れて1死三塁で、3番中川卓也キャプテンがレフト前にタイムリーヒットで、6点目です。
4番・藤原恭大もライト線二塁打で、1死二、三塁とチャンスが広がります。
ここで、5番・根尾昂選手は直球を豪快にセンター前にはじき返して、一挙2点のタイムリーヒットです。
やったね、根尾昂選手!
これで、スコアは8-0。
もう試合の勝敗自体は決着がついてしまった感じで、あとはもう、どこまで大阪桐蔭高校が得点を挙げられるか、守備で見せるかってことに試合の関心は完全に移りましたよー。
5回表、二塁盗塁を阻止、ピンチを救った
注目の守備です。
根尾昂遊撃手は5回表2死から、伊万里高校の先頭打者、4番キャッチャー梶山勇人の二遊間のゴロを必死に追うも追いつけず、センター前ヒットを許してしまいます。
惜しかったですね-、根尾昂選手。
あと30センチってところで、打球に先を越されてしまいました。
あれを捕っていれば、大ファインプレーだったのですが。
しかし、根尾昂遊撃手はまったく動じた感じはありません。
二塁盗塁を仕掛けてきた一塁ランナー梶山勇人に、大阪桐蔭高校の小泉航平捕手が矢のような送球。
これを根尾昂遊撃手が見事にすくい上げて、ランナー梶山勇人にタッチアウト!
先頭打者ヒットも、ランナーを失った伊万里高校は気落ちしたか、続く打者2人が連続三振。
根尾昂遊撃手は、守備でも魅せてくれましたね!
ショートゴロをガッチリ処理、反撃を断つ
7回を終わった時点で、14-0とした大阪桐蔭高校。
高校野球の規定では、5回を終わって10点以上の差が付いた試合は、コールドゲームとなって、試合終了になります。
しかし、地方大会と違って、春の選抜甲子園には、コールドゲームの規定が適用されません。
なので、疲れてしまったのかしらん、大阪桐蔭高校。
8回表、伊万里高校は、意地の反撃を見せます。
7回から代わった大阪桐蔭高校の2番手、サウスポーの横川凱投手(3年)を攻め立てます。
伊万里高校、1死一塁から、7番ファースト末吉竜也(3年)がレフトオーバーのタイムリーヒット。
しかし、大阪桐蔭高校は守備をガッチリ固めて、バッター・ランナー末吉竜也を二塁に進めません。
こういうところが、大阪桐蔭高校の凄(すご)みですよね。
反撃のノロシに沸き立つ伊万里高校の応援席をしり目に、後続をセンターフライで打ち取りました。
さらに、最後は、ショートゴロを根尾昂遊撃手が、きっちりさばき、反撃を見事に断ち切りました。
相手投手「根尾君のスイングにびっくり」
14-1となった伊万里高校は最終9回表、代わったばかりの大阪桐蔭高校の3番手、サウスポーの森本昂祐投手(3年)を打ち込みます。
先頭打者の1番ショート犬塚晃海(3年)が、レフト前にヒット。しかし、果敢に前進してきた大阪桐蔭のレフトに入った石川瑞貴が後逸して、三塁打にしてしまいます。
押せ押せムードの中、続く伊万里の代打の前川一球(2年)は、レフトオーバーのタイムリー二塁打。
ガッチリ体形の前川一球は、見事に2点目をもぎ取ります。
動揺したか、森本昂祐投手は四球、ヒットと無死満塁のピンチを招いてしまいます。
しかし、底力のある森本昂祐投手は見事に立ち直り、続く5番レフト川尻伊織以下を三者三振にうち取って、ゲームセット、試合終了です。
試合終了後のインタビューで、伊万里の山口修司投手は、
「こんなに打たれたのは初めて。大阪桐蔭は今まで対戦した中で一番、凄かったです」
1回にタイムリー三塁打を打たれ、2回にも2点タイムリーを浴びたプロ注目の根尾昂選手に、山口修司投手は、
「根尾君のスイングにはびっくりしました。しかも、しっかり見極めてくるので、投げる球がなかったです」
終わってみれば、根尾昂選手をはじめ、大阪桐蔭高校の猛打が爆発、史上3校目の「春」連覇に向けて好発進の初戦突破でした。
有力なドラフト指名球団は阪神、巨人、ヤクルト、オリックス
さて2018年のドラフト会議で、根尾昂選手を指名すると見られる球団は、どこでしょうか。勝手に、予想してみました。
まず、指名を見送ると見られる球団を、リストアップしてゆきましょう。
2017年新人王に輝いた源田壮亮(げんだ・そうすけ)遊撃手(25歳)を擁(よう)する埼玉西武ライオンズ。
2017年ドラフト2位のルーキー藤岡裕大(ふじおか・ゆうだい)遊撃手(24歳)がレギュラーをつかんだ千葉ロッテマリーンズ。
球界屈指の名手・今宮健太(いまみや・けんた)が正遊撃手の福岡ソフトバンクホークス。
2017年新人王・京田陽太(きょうだ・ようた)遊撃手(23歳)のいる中日ドラゴンズ。
名手・茂木栄五郎(もぎ・えいごろう)遊撃手(24歳)のいる東北楽天ゴールデンイーグルス。
中島卓也(なかしま・たくや)遊撃手(27歳)と石井一成(いしい・かずなり)遊撃手(23歳)が、激しくレギュラーを争っている北海道日本ハムファイターズ。
以上の6球団は、2018年に遊撃手を慌てて補強しなくてもよいので、それほど根尾昂選手の指名レース参入しないのではないでしょうか。
逆に、今オフに30歳を迎える坂本勇人(さかもと・はやと)遊撃手がレギュラーの巨人(読売ジャイアンツ)。
同じく、今シーズンに29歳になる田中広輔(たなか・こうすけ)遊撃手がレギュラーの広島東洋カープ。
シーズンを通して活躍できるかどうかビミョーな糸原健斗(いとはら・けんと)遊撃手(25歳)のいる阪神タイガース。
倉本寿彦(くらもと・としひこ)遊撃手(27歳)がレギュラーで、控えが大和(やまと)遊撃手(30歳)の横浜DeNAベイスターズ。
高齢の大引啓次(おおびき・けいじ)遊撃手(33歳)がレギュラーの東京ヤクルトスワローズ。
安達了一(あだち・りょういち)遊撃手(30歳)がいまひとつピリッとしないオリックスバッファローズ。
以上の6球団は、根尾昂選手に熱く注目していると思います。
中でも、同じ関西の阪神、オリックスは有力でしょう。
また、スター重視の巨人、ヤクルトも指名レースに参加してくるはずです。
広島とDeNAは、チーム事情では、抽選を回避してくるかも知れません。
というわけで、最終的には阪神、巨人、ヤクルト、オリックスが、根尾昂遊撃手を指名してくるかと思われます。
ドラフト会議の行方を知るためにも、次戦が楽しみですよね。
大阪桐蔭高校の次の試合相手は、3月31日(土)午前8時30分から、明秀日立高校(茨城県)と高知高校(高知県)の勝者です。
根尾昂選手、応援しています。
根尾昂(あきら)の大阪桐蔭が甲子園連覇へ!家族や意中の球団は?
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