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格闘家・青木真也さん(33)が9月8日に出した啓発本『空気を読んではいけない』(幻冬舎)が売れています。発売即2万部重版がかかったそうです。
「超一流はなぜ人と食事に行かないのか?」「不要な人間関係を始末する」
異色の孤高の王者が教える刺激的な教訓がずらりと並んでいます。
自らを「超一流」と自任する青樹真也さん、どんな人なのか興味が湧きますよね。
青樹真也さんのプロフィールや嫁や子供、超一流の教訓などを調査してみました。
プロフィールは?
本名:青木真也(あおき・しんや)
通称:跳関十段(とびかんじゅうだん)、バカサバイバー
生年月日:1983年5月9日(33歳)
出身地:静岡市
学歴:東海大一中卒、静岡学園高卒、早大人間科学部卒
所属:フリーランス、元RJJ→Team ROKEN→パラエストラ東京/Evolve MMA
身長:180cm
体重:70kg
リーチ:183cm
階級:ウェルター級、元ライト級→フェザー級
バックボーン:柔道3段、ブラジリアン柔術黒帯
青木さんは小学3年から柔道を始め、強豪・東海大一中(現東海大翔洋中)の柔道部に入りました。
東海大一といえば、元日本代表GK川口能活さんや同FW高原直泰さんの母校で、サッカーの強豪校として有名ですが、柔道もかなりのレベルなんですね。青木さんもスポーツ推薦みたいな形で入学したのではないでしょうか。
ところが、青木さん、中学の柔道部で、最初は補欠だったそうです。
「格闘家としての才能のないことが、よく分かった」
そんな青木さんが、生き残る術(すべ)として見いだしたのが、寝技でした。
いきなり相手に飛びついて寝技から極(き)め技を狙うスタイルで強くなり、県大会優勝2回、全国大会にも出場しました。
ところが、日本の柔道界は「しっかり組んで投げる」スタイルを正統派と見なし、それ以外を認めない風潮があります。
「背負い投げ」「内股」「大外刈り」の“ビッグ3”と呼ばれる技を、得意技にしなければならない暗黙の了解があります。
寝技を得意とする青木さんは、いくら勝利を重ねても一向に認められず、批判が絶えなかったそうです。
「何だ、あの柔道は」「何だ、あの技」
静岡学園高では県大会優勝、東海地区大会優勝、高校総体2年連続出場、高校選手権5位の成績を挙げ、スポーツ推薦で早大人間科学部に進みました。
伝統を重んじる早稲田の柔道部では、青木さんのスタイルに「お前のは柔道じゃない」と、どんどん指導が入ったそうです。
でも、青木さんは、先生や先輩の意見に耳を貸しませんでした。
「伝統なんて関係ない。おれより弱いお前らが指図するな」
そう思っていたそうです。
練習で組み合いとなれば、先輩でも容赦はしません。寝技で、相手が参ったとタップアウトしても、緩めずに技を極め続けたそうです。それどころか、倒れた相手の手を平然と踏みつけたりも。
大学2年生になったある日、柔道部で練習中の青木さんは「お前、もう来なくていい」と言い渡されました。
早い話、クビにされたんですね。全日本ジュニア強化選手にも選ばれていたのに、大学の柔道部をクビになるなんて、信じられませんよね。
青木さんはめげずに、迷わずプロ格闘技の世界に進み、大学3年でプロデビューを果たしました。
2006年3月、大学卒業後、静岡県警の採用試験を受けて合格するも、2カ月で退職し、プロ格闘家一本の生活に突入します。
嫁や子供は?
2010年7月10日の「DREAM.15」の試合後、青木さんはリング上で「私事ですが、僕は結婚します!」と結婚宣言しました。
お相手は、当時23歳の大川なをさん。笑顔のすてきな美人ですよね。本人も柔道を修め、一説には警視庁の女性警察官ではないか、との噂もあります。
2010年4月に、青木さんが渡米して、世界王者ギルバート・メレンデスに挑戦するも惨敗したとき、いちばん青木さんの近くで、支えてくれた人がなをさんだったそうです。
以来2人の息子さんに恵まれ、幸福な家庭を築かれています。
青木さんは長男を公文に学ばせている間、次男とスターバックスで時間を過ごしたり、なかなかナイスなパパみたいです。
でも、息子さんたちに格闘技をやらせる気持ちは全くないそうですよ。
人と食事に行かない?
格闘家としての青木さんが、自分に課しているルールがあります。
それは、人と食事に行かないこと。
なぜか――。
格闘技の世界では、練習後の食事も一種の練習と考えられています。「メシ食いに行こう」と誘われることも多いそうなんですよ。
でも、一度でも食事を共にすれば、馴れ合いが生まれてきます。
グループでの食事ともなれば、様々な会話の中で、周囲の意見に流される場面も出てきますよね。
その流れに乗らないために、青木さんは食事に誘われても、必ず断るそうです。
食事の誘いを断れば、食事以外の場面で「NO」と言えるようになります。群れることもなくなっていきます。
「他人とご飯を食べて馴れ合っているような人間は、一流にはなれないのではないだろうか」とまで、青木さんは喝破するんです。
読んで、なるほどなーと納得しました。
わたし自身、会社の人間や、学生時代の友人たちと食事に誘われたら、必ず受けていました。
でも、疲れて家に帰って、一人になったときに思うんですよねー。
一緒にご飯を食べて、何か得るものがあっただろうか。単に時間と、お金を失っただけではないだろうかって。
一緒に食事に行くと、時にはおごられたりしますよね。そうなると、今度は自分がおごり返さなければなりませんし、必然的にもう一軒行こうという話になります。
よくよく考えれば、時間の無駄ではないでしょうか。
そんな風に思いながら、青木さんの語録を眺めると、ほかにも刺激的で役立ちそうな教訓がずらりと並んでいます。
- 幸せな人生を生きるために友達はいらない。
- 悪いことも良いことも一人でやらないと旨みはない。
- 先輩だろうが、上司だろうが、いつでも差し違える覚悟を持つ。
- 自分の考えが汚されるから、人と食事には行かない。
- いつでも自分から人を切れるように、「借り」は絶対につくらない。
- 感覚の違う人はさっさと「縁切り」する。
- 大きな達成をした後も淡々と過ごす。
- 欲望が散らかっている人間は、永遠に何も手にすることができない。
- 結果さえ出せば他人はいつでも手のひらを返す。
- 夢を軽々しく口にするのは詐欺と同じである。
本を出したきっかけは?
プロ格闘家になって10年以上過ぎたのを機に、自分の考えをまとめてみたかったんだそうです。
この10年で、青木さんが戦った選手は、ほとんどが引退しているか、当時より安いファイトマネーでしか生活できていません。
青木さんは「格闘技界は、斜陽産業であり、ブラック企業だ。周りの空気を読んで、群れてばっかりいたら、言いように食い潰されてしまう」と語ります。
「右向け右」をしていたら、いつまでも搾取され続けてしまいます。
ギクッ! 確かに、わたしなんかサラリーマンとして搾取され続けています。会社のいう通りにやっていたら、いつまで経っても会社の奴隷、社畜でしかないんですよね。
青木さんの語録を読んで、自分の生き方を変えてみたくなりました。取り敢えず、明日からは、会社の飲み会はできるだけ避けて、家で勉強しようと思います。
「自分が信じる道を突き進むことでしか成果は出ない」
孤高の王者の青木イズム、あなたはどの言葉が胸に響きましたか。
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